先日、『これが私の薬剤師ライフ(日経ドラッグインフォメーション編)』(日経BP)を読んでみました。
大学薬学部が6年制に移行してから卒業した50人のキャリアについて、紹介されている書籍です。(既に読まれた方も多いかとは思いますが…。)薬剤師といっても働き方は多種多様ですが(薬剤師から転職した方もおられます)、50人の50通りの働き方や想いが紹介されています。
薬剤師としてのキャリアを歩む中で、自身と向き合いながら自己実現を模索していく姿がリアリティがあり、共感できる部分が多いです。
書籍のなかで、ドラッグストアで経験を積んだのち、在宅を手掛ける薬局に転身した飯塚さんの記事がとても印象に残りました。とても優秀な方で、入社後4年で管理薬剤師となり、店舗スタッフの育成と業務改善で成果を上げたそうです。その功績が認められ、更に応需処方箋数が多い店舗の薬局長を任され、大規模な業務改善に成功(残業時間を半減)し、その後も様々なキャリアを積んだ後、在宅医療を志望して転職し、看取り支援に携わるようになったそうです。
飯塚さんが仕事をしていくうえで大切にしている軸が2つあるそうです。
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