【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第26号】「薬局店舗のマーケティング戦略、しっかり打ち出せていますか?」

2024年度調剤報酬改定をうけ、従来通りの薬局運営のやり方では適正収益を獲得するのが難しくなってきました。外来患者数の減少、調剤報酬の点数減少、更には場所によっては立地条件の優位性もあまり意味を為さなくなりつつあります。

患者の立場からすれば、「処方薬を受け取るだけの薬局はどこでもよい」わけで、その他のメリットが無ければわざわざ薬局を選ぶ理由はありません。

このような状況下、ここ1~2年で「薬局長・エリアマネージャー」を対象とした研修のご支援が激増しました。内容は、「地域から選ばれる店舗を創る為のリーダーシップ力」を発揮してもらう為の内容です。

各店舗それぞれの地域で「選ばれる薬局」となる為に、自店舗においては何を目指していく必要があるのか?

についてのシナリオを描き、それを薬局スタッフにもしっかりと認識を合わせ、薬局業務の見直しを図る為の具体的なスキルアップ研修となります。

「自薬局が地域の中でどのようなポジショニングになっているのか?」
「何を強みとして地域医療に貢献していけるのか?」

を分析するところからスタートします。

実際、研修を実施してみて「自分たちの薬局の強み」に気づいていないケースもあり、講師からのコメントで初めて客観視できる事象も多いです。(他薬局はどうなのか?については、転職経験がないと分からない場合も多い)

また、研修を企画する際の、経営者の懸念事項として

「薬局長からの反発や抵抗が心配(多忙の中で研修を実施することへの抵抗)」

というお声をよくお聞きします。

この点について申し上げますと、実際のところ、全く逆の反応が多いです。抵抗どころか、研修の度に真剣な眼差しで自店舗運営について討議され、最終的には自店舗スタッフにも「今後の目指すシナリオ」について情報共有をしたり、行動面での変化があったというお声は多いです。

今後の薬局経営の盤石な体制づくりの為に、薬局長やエリアマネージャー層の学習機会(環境動向への認識を深め、選ばれる店舗運営をする為の考え方を知る機会)を、是非とも提供して頂きたく思います。

以下、弊社の「薬局長・エリアマネージャー」を対象とした研修のご案内です(⌒∇⌒)

~『変革期のリーダーシップ開発プログラム』内容(全6回)~

第1回「自店舗をとりまく環境認識」
第2回「自店舗のビジョン設定」
第3回「ビジョンを実現する為に取組むべき課題の設定」
第4回「課題解決の為の考え方と方法」
第5回「店舗スタッフとの協働体制づくりのポイント」
第6回「成果発表会」

第6回「成果発表会」までには事後課題の設定がありますが、事前に個別コーチングや質疑応答などもございますので、最終発表会では、経営者が驚くような素晴らしいプレゼンテーションをされる受講者もいらっしゃいます。

弊社ホームページ上、ウェビナー動画(https://www.ptc.co.jp/pharmacist/movie/index.html)にて具体的な内容を紹介する動画を掲載しておりますので、併せてご確認下さい。