薬局薬剤師の業務量は多く、繁忙時期にはお昼休憩も削ってお仕事をされていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?来局者数の多い薬局では、服薬指導の数自体も多いですし、薬歴記載業務もかなりの負担になってしまいます。
最近は、電子薬歴を活用して業務時間の短縮に取り組む薬局もかなり増えているかと思います。
とはいえ、患者から聴取した検査値等に対するアセスメントや調剤後のフォローアップなど、記録しなければいけない項目は少なくないですよね。
また、今年度の調剤報酬改定において、通則には「定型文を用いて画一的に記載するのではなく、指導などを行った保険薬剤師が必要事項を判断して記載すること」と明記されています。
「薬歴は要点を記載することで差し支えない」と明示はされたものの、「継続的な薬学管理」の視点からも簡潔明瞭で要点がしっかりと網羅された薬歴を残す必要があります。
薬歴の質が高ければ、次回の服薬指導の質の向上にもつながります。
では、薬歴記載においての「要点」とは何でしょうか?
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