【保険薬局支援事業便り第29号】「ケアマネジャーさんから一目置かれている存在とは?」

弊社営業担当者は、薬局と他職種との連携関係構築活動の一環として、居宅介護支援事業所を訪問しています。

居宅介護支援事業所から新規在宅の配薬依頼連絡を頂き、担当ケアマネジャーさんと面談しました。在宅に移行した理由は、利用者さんの担当ヘルパーさんからの提案でした。

そのヘルパーさんは、近隣のケアマネジャーさんから一目置かれている存在とお聞きし、アポイントを取得後、訪問介護事業所に伺うことにしました。

入口ドアには訪問介護事業所に加え、通所介護(デイサービス)と表記されており、担当ヘルパーさんからは以下のようなお話を伺うことができました。

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【保険薬局支援事業便り第29号】「ケアマネジャーさんから一目置かれている存在とは?」

【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第31号】「ある薬局の幹部・薬局長研修の成果事例」

先日、某薬局の幹部・薬局長向け研修(変革期のリーダーシップ開発プログラム)が最終回「成果報告会」を迎えました。

薬局長・エリアマネージャークラスを対象者として、全6回シリーズ(各4時間)の研修プログラムでした。

「成果報告会」のプレゼンテーションの内容は、よく調べ、熟考のうえ作成されたものであり、それぞれの店舗状況がよく分かる内容となりました。

研修は、自店舗の現状分析からスタートし、自店舗の課題設定をした後に、店舗スタッフの巻き込みとして、今後の自店舗の課題や解決案などを(その背景や必要性を含めて)物語って頂きます。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第30号】「論理的思考で薬剤師業務の質が向上!」

薬局薬剤師の業務量は多く、繁忙時期にはお昼休憩も削ってお仕事をされていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?来局者数の多い薬局では、服薬指導の数自体も多いですし、薬歴記載業務もかなりの負担になってしまいます。

最近は、電子薬歴を活用して業務時間の短縮に取り組む薬局もかなり増えているかと思います。

とはいえ、患者から聴取した検査値等に対するアセスメントや調剤後のフォローアップなど、記録しなければいけない項目は少なくないですよね。

また、今年度の調剤報酬改定において、通則には「定型文を用いて画一的に記載するのではなく、指導などを行った保険薬剤師が必要事項を判断して記載すること」と明記されています。

「薬歴は要点を記載することで差し支えない」と明示はされたものの、「継続的な薬学管理」の視点からも簡潔明瞭で要点がしっかりと網羅された薬歴を残す必要があります。

薬歴の質が高ければ、次回の服薬指導の質の向上にもつながります。

では、薬歴記載においての「要点」とは何でしょうか?

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【保険薬局支援事業便り第28号】「ケアマネジャーさんのお困りごと」

弊社営業担当者は、薬局と他職種との連携関係構築活動の一環として、居宅介護支援事業所を訪問しています。

先日、介護支援専門員さん(以下、ケアマネジャーさん)と面談する機会があり、お困りごとに関してお話を伺いました。

ある要介護のご利用者さんで、その方はご自宅にご家族と一緒に暮らしていらっしゃるそうです。そのため、医療機関を受診する際は、ご家族が自家用車にてその都度送迎されているとのことでした。このご利用者さんは、現在2つの医療機関を定期的に通院されており、それぞれの医療機関からお薬が処方されています。ご家族と一緒に暮らしていることもあり、どちらの医療機関でもお薬は一包化されていません。そのため、ご利用者さんだけでなく、ご家族も服薬の際は、種類や数を確認する等ご苦労されているとのお話でした。

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【保険薬局支援事業便り第28号】「ケアマネジャーさんのお困りごと」

【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第29号】「現状を受けとめる事の難しさと重要性」

8月も目前、お子様が夏休みに入ったご家庭も多いのではないでしょうか?学生にとっての夏休み前の試練といえば、定期テストがありましたね。先日、息子が定期テストを終え、想定以上に低い点数だった数学について振り返りをしていました。

「今回は自分の実力が出せなかった。…というか、ケアレスミスがかなりあって、解き方は分かって いたんだよなぁ。もったいないミスをいっぱいしちゃって。こんなハズじゃない。」

(うん、なるほど…。前回の模試を受けた時にも似たようなことを言っていたなぁ。)

私は、いろいろと言いたい気持ちをグッと抑えながら、ふと思いました。
(言い訳じみた振り返りをしている息子の気持ちも分からなくもない(;´∀`)少し前の私だって、同じようなことをしていたじゃないか!)

ダイエット宣言をして運動を始めておきながらも、毎日の飲酒習慣は変えることが出来ず、

「アルコール摂取していたって、糖質をとりすぎなきゃ太らないよね」
「あまりストイックになりすぎると、続かないよねぇ」

いろいろと言い訳ばかりしていました。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第28号】「人的資本経営のススメ」

最近、『人的資本経営』の特集をよく目にします。

『人的資本経営』は欧州・欧米などの海外で注目され、国内でも企業価値を向上させる施策として推奨されています。(経産省が、「人材版伊藤レポート」(=人的資本経営に関する報告書)を発表)

『人的資本経営』とは、人材を資本としてとらえる経営戦略であり、従来の経営戦略とは「経営方針の方向性」が異なります。

従来の経営戦略では、長期的定着を前提とした人材の確保・管理を行っていましたが、『人的資本経営』は、人材の管理ではなく人材に投資して育てる経営戦略となります。

・従来の経営戦略→人材を、消費する「資源」として捉える
・人的資本経営→企業の財産になる「資本」として扱う

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【保険薬局支援事業便り第27号】「薬剤師が在宅介入するメリットは?」

今回は、あるケアマネジャーさんとの面談内容を紹介させていただきます。

在宅患者様に薬剤師が在宅介入するメリットについての話題となりました。薬剤師が在宅介入しない場合は、訪問看護師さんが業務としてお薬の管理をされているケースが多いとのことです。

例えば、お薬カレンダーのセッティングや服薬確認です。これらは多くの時間を費やすため、訪問看護師さんは患者様のケアとしてベッドサイドでの臨床業務に加えて身の回りのお世話などを業務とされていますが、限られた訪問時間の中で患者様が満足される全ての業務を完結とはいかないようです。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第27号】「コミュニケーション力で選ばれる薬局づくり=地方薬局こそ教育機会を‼」

先日、テレビニュースで『「孤独」が死亡リスクを高めている』という特集をしていました。
「社会とのつながりが少ないこと」の死亡リスクは、喫煙・過飲酒・肥満を上回るそうです。

高齢化が進むにつれて、「孤独」を感じる人達は増え続ける傾向にあります。「自分は孤独だ」と感じさせない地域社会の仕組みづくりが今後はますます求められます。地域医療において、病院・診療所・介護施設・社会福祉協議会…などと連携しながら、薬局(薬剤師)に出来ることはいろいろとあります。

他職種連携が強い薬局は、地域社会において必要不可欠な存在となり、患者からも選ばれることになります。地方の中小薬局においては、「薬剤師に人が集まる」というケースが多いように思います。薬を調達する為の薬局ではなく、健康寿命を延ばすための秘密基地的な役割も担える薬剤師が求められている訳です。

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【保険薬局支援事業便り第26号】「介護報酬改定による影響について」

今回は介護報酬改定による影響について介護支援専門員(以下ケアマネジャー)さんにお伺いし、ご苦労されていることを教えていただきました。

要介護度別の区分による支給限度額は変わりませんが、介護保険サービスの単位が上がることで、利用者さんの負担が増加し、サービス項目の再検討が必要になったとのことです。

現状では多くないようですが、サービス項目を切り詰めても必要なサービスは削減できないため、ご家族とも相談して持ち出しにされているケースもあるそうです。

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【保険薬局支援事業便り第26号】「介護報酬改定による影響について」

【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第26号】「薬局店舗のマーケティング戦略、しっかり打ち出せていますか?」

2024年度調剤報酬改定をうけ、従来通りの薬局運営のやり方では適正収益を獲得するのが難しくなってきました。外来患者数の減少、調剤報酬の点数減少、更には場所によっては立地条件の優位性もあまり意味を為さなくなりつつあります。

患者の立場からすれば、「処方薬を受け取るだけの薬局はどこでもよい」わけで、その他のメリットが無ければわざわざ薬局を選ぶ理由はありません。

このような状況下、ここ1~2年で「薬局長・エリアマネージャー」を対象とした研修のご支援が激増しました。内容は、「地域から選ばれる店舗を創る為のリーダーシップ力」を発揮してもらう為の内容です。

各店舗それぞれの地域で「選ばれる薬局」となる為に、自店舗においては何を目指していく必要があるのか?

についてのシナリオを描き、それを薬局スタッフにもしっかりと認識を合わせ、薬局業務の見直しを図る為の具体的なスキルアップ研修となります。

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