今回16回目となる「保険薬局支援事業便り」、今月も田辺三菱製薬プロビジョン株式会社の営業担当が薬局支援の現場で感じた事や、薬剤師の皆さんにとってお役に立ちそうな情報をお届けしたいと思います。
『地域の見守り役としての薬局への期待 (その1)』
弊社営業担当者は、薬局と他職種との連携関係構築活動の一環として、地域包括支援センター(包括センター)を訪問しています。以前、地域連携を進める目的で包括センターの担当者が来局され、包括センターの業務内容を薬局長に紹介されましたが、実際のところ、包括センターと薬局がどのように連携していけば良いのか、なかなか理解が進まなかったとのことでした。
そのような中、薬局としての地域貢献について意見聴取する目的で、弊社営業担当者が包括センターを訪問したところ、認知症かな?という方や、高齢者で調子が悪そうな方が来局された際には、患者さんの同意のもと包括センターに連絡して欲しい、との要望をいただくとともに、薬局長とご面会出来ないかとのご相談がありました。
早速、薬局長が包括センターを訪問されたところ、患者さんの対応や情報共有など、具体的な連携に繋がる話が深まりました。包括センター担当者は薬局長に対して、「地域の見守り役として貢献したい薬局」との好印象を持たれた一方で、薬局長も「顔の見える連携」が構築出来たことに大変喜ばれていました。
薬局として包括センターをご訪問され、薬局としての地域貢献について意見交換されることも大切なのでは、と感じました。
ご参考になれば幸いです。(田辺三菱製薬プロビジョン株式会社 営業担当)