オンライン公開講座「かかりつけ薬剤師育成プログラム」のご案内

1年で1番慌ただしい季節となりました。クリスマスに年越しにお正月…と、せわしいながらも楽しいイベントも目白押しですね。

先日、久しぶりに近所の100円ショップで買い物をしましたところ、レジの様子がすっかり変わっていました。
以前は有人対応レジが2台だったのですが、6台のセルフレジコーナーに切り替わっていました。
レジ対応のスタッフが一人いて6台のセルフレジのサポートをしていました。
なるほど…今後はますます業務のデジタル化が進み、「人でなければならない業務」以外の仕事はなくなっていくのだなあ…、と強く実感した次第です(-_-;)

「誰にでもできる単純作業が自動化によって劇的に効率化され、浮いたリソースはより付加価値の高い業務に割り当てられる」、このことは急速にあらゆる業界で起きています。

薬局業界もしかり。
調剤ロボットの導入やITシステムの導入により、人間よりも速く正確な作業が可能となり、その分薬剤師は対人業務に注力できるようになりました。
「これで全て解決!万歳!」となればよいのですが、実際にはそうでもないとのお声もちらほら…。
肝心の対人業務の対応力向上が図れておらず、狙ったほどの成果にはまだまだ到達できていない企業は少なくないのではないでしょうか?

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オンライン公開講座「かかりつけ薬剤師育成プログラム」のご案内

12月度ウェビナー「薬局薬剤師に求められる力を開発する研修体系とは」のご案内

【日時】12月6日(火) 16時~17時
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_eAighP6RQMikSSeoQuG1QA

【参加費】無料

「選ばれる薬局を目指す」

多くの薬局・薬剤師が向き合う課題ではないでしょうか。地域包括ケアシステムの実現に向け、国は矢継ぎ早に規制緩和政策を立案・施行し、それと歩調を合わせる様に調剤報酬を見直しています。業界内の競争環境の激しさは増し、待ちの姿勢では適正利益の獲得すらままならない現状があります。

これらの変化に対応する為に、多くの薬局経営者は地域・患者から「選ばれる薬局づくり」に奔走されています。一方、地域から「選ばれる薬局」になる上で、在宅医療への積極的な参画を重点課題に掲げている店舗も多い様です。

この課題解決の為には、患者・利用者をはじめ、処方元・他職種と連携(対人業務)する際のコミュニケーション力が求められています。今後の薬剤師向け研修は、「薬学的専門性の向上」を大前提とし、上記の様な動向を踏まえ再設計する必要があるのではないでしょうか。

本ウェビナーでは、来年1月開催予定の弊社オンライン公開講座を

・企画した背景
・位置づけ
・全体像
・特徴

をご紹介しつつ、今後の薬局薬剤師に求められる力を開発する研修体系についてお話させて頂きます。

来期の教育計画をご検討頂く際のご参考に頂ければ幸いです。

皆様のお越しをお待ちしております。

12月度ウェビナー「薬局薬剤師に求められる力を開発する研修体系とは」のご案内

選ばれる薬局になる為に、まずは一歩踏み出す所から・・・

皆さんは、ご近所で今まで薬を処方してもらった薬局は何件くらいありますか?
私は、家族含めてここ5年間で10件程度の薬局にお薬を処方してもらいました。
耳鼻科に通院したとき、眼科に通院したとき、皮膚科、小児科、呼吸器内科、整形外科・・・。
その時々のシチュエーションによって、毎回同じ薬局にはならないことが多いですが、一度訪れた薬局の印象はかなり記憶に残っています。


●耳鼻科の門前薬局は、とても狭い薬局ですがアットホームな薬局でした。
子供連れ親子の来客も多く、たくさんの絵本が置かれていて、待ち時間で子供に絵本の読み聞かせが出来ました。
耳鼻科は何回も通い続けることも多いので、「続きは、次回ね」とか「今度はどの絵本にする?」などと子供と会話したのを思い出します。
薬の苦手な息子へ飲み方のアドバイスもいろいろ頂き、相談しやすかったです。

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「地域・患者から選ばれる薬局」になる為に

 日経DIプレミアム版2022・9月号で、弊社の御取引先の記事を見つけました。

 シーエスグループ(株)横須賀薬局―森のシティ薬局2号店は、昨年11月に在宅医療に特化する薬局として開局しました。森のシティ薬局から在宅医療部門を切り離す形での開局であり、処方箋応需枚数は320~330枚/月で、20~30枚の外来処方箋を除きその殆どが、在宅医療によるものだそうです。

 薬局長で管理薬剤師の鈴木さんは、調剤から往診同行、配達などの業務を三輪スクーターに乗り、一人でこなしているというから驚きです。森のシティ薬局からの応援も得ながらの活動とはいえ、相当なバイタリティと信念をお持ちのことと思います。

 鈴木さんは服薬コンプライアンスに気を使っているそうで、個人宅の場合は、あえて医師の往診とは異なる週の日に訪問したり、患者さんの服薬の様子を観察したりヒアリングしたり、時にはバイタルチェックも行いながら、データをもとに医師に処方提案することもあるそうです。薬剤師としての意見を聞いて頂ける様に、患者さんや介護職の方々との人間関係を築くことを大切に考えているそうです。

 本事例をお読み頂き、皆さんはどんな事を感じられたでしょうか。

 本事例は、「対人業務」を期待される薬剤師のあるべき姿として、疑いの余地はありません。その一方で、「一(いち)薬剤師」の(属人的な)領域に留まる事なく、薬局の(集団的な)領域に昇華させ、地域から「選ばれる薬局」を目指す必要性を感じました。

 では、「選ばれる薬局」になる為にどのような取組みをすればよいのか?何から手をつけていけばよいのか?ゼロサムゲームが繰り広げられている今日の薬局業界において、すでに成果を上げている薬局がある一方で、苦戦している薬局も多いかと思います。

 そこで、弊社ホームページ「ウェビナー動画」に、「選ばれる薬局」になる為の意識改革~行動変容のヒントをまとめた

 6.地域・患者から選ばれる薬局になる為に必要な4つの力(動画4本)
  https://www.ptc.co.jp/pharmacist/movie/index.html

を掲載致しました。ご視聴頂いた薬局経営者、エリアマネージャー、薬局長の皆様から、多くの反響を頂いております。

ご関心がございましたら、是非、弊社ホームページ上にてご閲覧頂ければ幸いです。

「地域・患者から選ばれる薬局」になる為に

「地域・患者から選ばれる薬局」になる為に必要な4つの力

9月になり、時々、鈴虫の鳴き声を耳にするようになりました。
今年の夏は、天候も気温も目まぐるしく変化し、「8月の真夏感」をあまり感じられなかったなあ…、と少し寂しく思います。
世界中が異常気象で、過去の想定を覆されることばかりです。
気候だけではありません…。
今年に入って、ウクライナ侵攻もあり、世界情勢も激しく変動しています。
そしてまた、日本の経済情勢も混沌としております…。

2021年度の薬局の倒産件数は23件で、過去最多を記録しました。               
新型コロナの流行が始まった2020年から急増し、ずっと高止まりしています。
経営環境の悪化を背景に、大手チェーンによる中小薬局のM&Aも進んでおり、2021年度は36件のM&Aがありました。(日本経済新聞2022/6/10記事より)

大手と比較すると、中小薬局は薬剤師の従業員が少なかったり、在宅訪問などのかかりつけ薬局業務に手が回らなかったり、といった背景も影響しているものと思われます。
中小薬局の経営者の皆様からのご相談では、

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「地域・患者から選ばれる薬局」になる為に必要な4つの力

在宅医療に関する薬局の現状と課題

連日、高校野球の熱戦が繰り広げられており、全力でプレイする球児達の姿に勇気づけられております(⌒∇⌒)。野球の面白さのポイントは様々あるかと思いますが、そのひとつが「チームプレイ」であること。9人がそれぞれに役割を果たしながら、自チームの為ににいかに貢献できるか?が、勝敗を決めるので、ドラマティックな展開がとても多く感動的なシーンをたくさん目にします。

最近、薬局業界の皆様がとても力を入れられている、地域連携・医療機関連携などのテーマも、まさしく野球と同じだなあ…などと思います。

ここ数年で、薬局・薬剤師の守備範囲は大きく広がり、薬学の専門性以外の知識やスキルも求められる様になってきました。あまりにも急激な環境変化に躊躇してしまいますが、立ち止まっている暇もありません。恐らく、激しい環境変化に直面している薬局・薬剤師さんは、今はとてもご苦労されていることと思いますが、薬局薬剤師に対する患者さんや地域住民の認識や期待が大きく変化するのは、そう先の事ではないのでは?と、この頃は感じております。

といいますのも、地域医療、特に在宅医療においては、二極化(在宅診療医と密に連携をとる薬局とそうでない薬局)の様相を呈しているからです。

「在宅医療に薬局が関与していく為には、何から着手していったらよいのか?」

最近では二極化を直視する薬局幹部から、この様なご相談を頂く事が増えています。

そこで、6月、7月に『在宅医療に関する薬局の現状と課題』と題したウェビナーを実施し、多くの反響を頂きました。

弊社ホームページの「ウェビナー動画」内(3.保険薬局支援事業 https://www.ptc.co.jp/pharmacist/movie/index.html

に、上記ウェビナーの一部を掲載致しました。

在宅医療を推進していく際にお役立て頂ける内容となっておりますので、是非覗いて頂ければと思います。

薬局のコンプライアンスの取り組みの現状

日本医療機能評価機構は、この4月に共有するべき『薬局ヒヤリ・ハット事例』を公表しました。
具体的事例としては、

・服薬相談の際に併用不可のOTC薬を「併用は問題ない」と回答してしまった事例

・小児患者に対しての薬の過量投与で、小児が緊急入院した事例

などです。また、昨年末に処方箋なしの患者に薬を販売していた沼津市の薬局が行政処分をうけたことは、記憶に新しい出来事です。

「病院が休みの日など、辛そうな患者さんの様子を見てつい薬を販売してしまった」

との話だそうですが、決してあってはならない法令違反事例です。ご承知の通り、2021年8月、薬局事業において、「薬局開設者等のガバナンスの強化」が義務付けられました。薬局経営者の皆様にとっては、法令遵守体制の整備に向けて、新しい組織体制構築に慌ただしい1年であったと存じます。

日本保険薬局協会が実施した19社の企業アンケートをもとにまとめた『コンプライアンス実践事例集』に、様々な取組み内容が報告されています。ほとんどの企業では、経営トップ主導でコンプライアンスに関する指針を明文化し、コンプライアンス規定を作成したり、全社員にハンドブックを配布したりしています。

また、調剤過誤、調剤インシデントについては、より迅速に経営トップに共有され原因分析できるよう、社内イントラネットを活用したり、専門委員会を設置したり、定期的にヒヤリ・ハットミーティングを実施する企業など、各社各様に力を入れている状況です。

冊子を読んでみて、各社、体制構築(ハード面)の整備はとても具体的な取り組み事例が多く参考になることが多いと感じました。ソフト面(理念の浸透、コンプライアンスに対する意識の高い企業風土醸成)は、経営トップからの定期的な社員への発信、社員研修の実施の事例が複数社ありました。

弊社かかりつけ薬剤師育成プログラムの「管理薬剤師の実務」研修では、法令遵守における管理薬剤師の責務について取り上げています。法令遵守の企業風土を醸成する為には、管理薬剤師業務の関連法規を再確認する事を通して、管理薬剤師の方々の意識付けが重要となります。

また、弊社ホームページのウェビナー動画「5.政策動向への対応」(https://www.ptc.co.jp/pharmacist/movie/index.html)に、法令遵守に関する動画(1本目:2つの法令違反事例 2本目:薬局の法令遵守の取り組み事例)を掲載しております。併せてご視聴頂ければ幸いです。

「コンプライアンス社内規定やマニュアルも作ったけれど、社員への浸透をどのように進めたらよいのか?」

お悩みの薬局経営者の皆様には、是非とも弊社にお問い合わせ頂ければ幸いです。

調剤報酬改定と薬局の在宅医療の実状

新緑の爽やかな空気が心地よい季節となりました。
最近は、燕などの様々な野鳥が巣づくりにせわしく飛び回っている姿を目にします。鳥たちも忙しく飛び回っているのだなあ…、と少し勇気づけられております(⌒∇⌒)

さて、2022年度調剤報酬改定では、薬局薬剤師に期待される機能がより具体化された改定内容となりました。

・対物業務と対人業務で点数が再編されたこと
・地域支援体制加算が上位の点数を新設し4区分となったこと
・医療・多職種連携の業務が評価されるようになったこと

などが挙げられます。

より一層の対人業務への注力はもとより、今回の改定では、特に地域支援体制加算において、算定要件に「実績」が求められる方向性になりました。

地域支援体制加算1(39点)では、在宅薬剤管理の実績が24回以上/年に引き上げられました。更には、地域支援体制加算1の要件を満たし、更に相当の実績がある薬局は、地域支援体制加算2(47点)を算定できることとなり、点数も9点と大幅な引き上げになりました。

調剤基本料1以外の薬局についても、年12回以上だった個人宅の在宅薬学管理の要件が24回以上に引き上げられ、地域支援体制加算3も新設されました。

この4月以降、在宅医療に積極的に取り組まれる薬局が増え、弊社におきましても、このテーマのご相談を受ける事がかなり増えてきました。

実際の現場では、皆頭では分かっていても、なかなか足を踏み出せなかったり、踏み出しても壁(例:患者、処方元、他職種の薬剤師の在宅業務に関する認識不足)にぶつかってしまう事が多く、難しい状況が多いようです。

なにより、在宅訪問管理指導についての経験や知識も「これから」という状況ですから、まずは、活動できる為のしっかりとした準備が必要です。

弊社では、「在宅医療の実務(患者理解と多職種連携)」というプログラムでご支援させて頂く事が多いです。

以下、プログラムの概要となります。

「在宅医療の実務(患者理解と多職種連携)」
https://www.ptc.co.jp/pharmacist/technicalskill-4.html

「暮らしが先に来る」思考・「多職種連携」をベースとした、在宅訪問管理指導の具体的な実践方法を学習していきます。医療連携で必要な知識/技術の理解を促し、自己の課題を明確にしていきます。新規に在宅訪問依頼を受けたときの具体的対応の手順を学習します。
また、多職種連携をスムーズにする為には、他職種とのコミュニケーションギャップを無くす事が重要です。

本研修ではコミュニケーションギャップを防ぐ為の考え方、方法論(例:チェックフローチャート)も学習していきます。

こちらのプログラムのより具体的な内容について、動画配信をしております。弊社ホームページ、先月のグログよりアクセス可能となりますので、ご興味がございましたらば、是非ご視聴していただければ幸いです。

痒い所に手が届くようなセミナーを企画しております(⌒∇⌒)
今後も、皆様にお役立ていただける情報を発信してまいります。

『テクニカルスキル開発プログラム』リニューアル紹介動画のご案内

新年度がスタートし、新入社員の受け入れ対応で慌ただしくお過ごしの方も多い事と思います。世の中では、ウクライナ情勢の影響による物価高や輸入品の制限などもあり、頭を悩ませている企業が多いかと思います。日々、企業を取り巻く環境は刻々と変化している中、我々もそれらの変化へ機敏に対応する事が求められています。

一方、薬局業界に目を転じますと、調剤報酬改定で起こる変化に対応していかなければなりません。具体的には、「リフィル処方箋の開始」「地域支援体制加算の変化」「新設された報酬体系」「オンライン服薬指導・資格確認」など、薬局に対して更なる対人業務へのシフトを要請する内容になっています。今後の薬剤師教育においても、この要請を前提に内容を見直していく必要がありそうです。

そこで、上記の変化に対応できる薬剤師を育成する際のご参考にして頂きたい、という思いから、

テクニカルスキル開発プログラム

1.「薬学」管理研修

https://www.ptc.co.jp/pharmacist/technicalskill-1.html

2.「薬局業務」管理研修

https://www.ptc.co.jp/pharmacist/technicalskill-2.html

3.「管理薬剤師の実務」研修

https://www.ptc.co.jp/pharmacist/technicalskill-3.html

4.「在宅医療の実務」研修

https://www.ptc.co.jp/pharmacist/technicalskill-4.html

の紹介動画をリニューアル致しました。上記のいずれの研修も、4時間オンライン完全対応の研修となっております。

ご興味のあるプログラムについて、是非、紹介動画をご参考にして頂ければと思います。以下、各動画の概要となります。


1.「薬学」管理研修

https://www.ptc.co.jp/pharmacist/technicalskill-1.html

「なぜ、この患者さんは内科では処方されない薬が投薬されているの?」

…薬歴に記載がなく、治療経緯が見えない患者様はいらっしゃいませんか?本プログラムでは、薬歴の意義・作成方法・管理のポイントについて理解を深めることを目的にしています。

患者様の治療に役立つような薬歴作成ができることを目指した実践的内容となっております。


2.「薬局業務」管理研修

https://www.ptc.co.jp/pharmacist/technicalskill-2.html

薬局店舗管理に必要な知識・技能を理解し、自己の啓発課題を明確にしていきます。

◎実際に発生したクレーム事例と実際のクレーム音声を活用し、対応方法について学習します。(クレーム対応、夜間休日電話対応)

◎在庫管理と棚卸の意義・ポイントについて理解し、売上/利益のしくみについて損益計算書を用いて体験学習します。(組織人としての知見を深める)


3.「管理薬剤師の実務」研修

https://www.ptc.co.jp/pharmacist/technicalskill-3.html

~管理薬剤師の業務範囲を限定的に認識してはいませんか?「知らなかった」では、もうすまされない時代です~

管理薬剤師の責務を理解することで、法令順守における自店舗課題・自己課題を明確にしていきます。研修効果を高める為に、事前課題を出しています。

→最新の管理薬剤師業務チェックリスト(全396項目→随時更新)を用いて、自店舗の現状確認を行う(研修前に各自実施)

事前課題に取りくむことにより、本研修の中身がより濃いものとなります。


4.「在宅医療の実務(患者理解と多職種連携)」研修

https://www.ptc.co.jp/pharmacist/technicalskill-4.html

「暮らしが先に来る」思考・「多職種連携」をベースとした、在宅訪問管理指導の具体的な実践方法を学習していきます。医療連携で必要な知識/技術の理解を促し、自己の課題を明確にしていきます。新規に在宅訪問依頼を受けたときの具体的対応の手順を学習します。

また、多職種連携をスムーズにする為には、他職種とのコミュニケーションギャップを無くす事が重要です。本研修ではコミュ #ニケーションギャップを防ぐ為の考え方、方法論(例:チェックフローチャート)を学習していきます。

研修後に、すぐに実践に活かせるよう、工夫された研修内容なっています。

本研修に関わらず、薬剤師教育に係るお悩みがありましたら、お気軽にお声がけ頂ければ幸いです。

『ヒューマンスキル開発プログラム~気持ちに寄り添うコミュニケーション研修~』紹介動画のご案内

少しずつ日が長くなってきました。道端にオオイヌノフグリが咲いているのを見つけて、春を感じている今日この頃です。

先日、ある薬剤師さんの記事を目にしました。かかりつけ患者様からの相談で、

「散歩中にふらつきを感じて、歩きにくくなった。薬の副作用か?」

との相談を受けたそうです。すぐに処方薬を確認したところ、副作用の影響は考えにくいことから、すぐに脳神経外科の受診を勧めたとのこと…。

その後、軽度の脳梗塞が判明し、早期発見で大事には至らず命を救う助言が出来た、という話でした。

この薬剤師さんは、普段から「選ばれる薬剤師」になるために患者様との信頼関係を築くことを大切にしているそうです。「薬剤師だからこそ聞けることがある」と感じることがとても多いとのこと。


・医者には言っていないが、本当は薬を服用していない

・もっと良い病院があれば転院したい

など、様々な本音話。

「選ばれる薬剤師」になるための信頼関係で心がけていることは、患者様との「日頃のコミュニケーション」だそうです。

確かに、「この薬剤師さん、話しやすいなあ」とか「医者に行くほどではないけど、この症状が気になるから、あの薬剤師さんに聞いてみよう」と思ってもらえる関係性は、患者様からの信頼を得ているからです。

「対物から対人業務へのシフト」

は、過去数回の調剤報酬改定の大きなトレンドですが、2022年度改定ではそれをさらに加速させる内容になっています。

新年度を迎えるにあたり、人材育成のご参考にしていただきたく、

 「気持ちに寄り添うコミュニケーション」研修

の紹介動画を作成致しました。

この研修では、様々な実習やケーススタディを通じて、患者様の気持ちに寄り添う際のポイントを体験的に理解して頂きます。

(実習例)

■実習「温かい受信(受容)」

・患者との対話場面を題材に、患者の気持ちに焦点を当てた聴き方(受容)を学習する。

■実習「クレーム応対について」

・実際にあった事例を題材に、クレーム応対時の「温かい受信」の有用性を理解すると共に、クレーム応対の際の原則を学習する。

上記以外にも様々な講義・実習を通じ、自身の課題を明確化し、日々の業務で活かせるような内容となっております。

詳しくは、下記動画をご視聴頂ければ幸いです。

また、弊社ホームページ内の、本プログラムの紹介ページも併せてご確認頂ければ幸いです。

https://www.ptc.co.jp/pharmacist/humanskill-2.html

薬剤師の対人業務の対応力向上に、お役立て頂ければ幸いです。