【保険薬局支援事業便り第6号】「ケアマネージャーさんの“お薬に関する悩みごと”薬剤師の出番です。」

今回6回目となる「保険薬局支援事業便り」、今月も田辺三菱製薬プロビジョン株式会社の営業担当が薬局支援の現場で感じた事や、薬剤師の皆さんにとってお役に立ちそうな情報をお届けしたいと思います。

『ケアマネージャーさんの“お薬に関する悩みごと” 薬剤師の出番です。』

私達が活動する中でケアマネージャーさんとお会いする機会は多いですが、“お薬に関する悩みごと”を伺ってみると一番多く出てくるのは、「残薬」と「重複投与」と感じています。

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【保険薬局支援事業便り第6号】「ケアマネージャーさんの“お薬に関する悩みごと”薬剤師の出番です。」

【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第4号】「“人を通して成果を上げる”為には 「傾聴」からの「指導」をワンセットで!」

弊社「かかりつけ薬剤師育成プログラム」オンライン公開講座~次回(3月18日(土)14時開始)のテーマは~

後輩指導の際のコミュニケーション
(案内ページ:https://www.ptc.co.jp/pharmacist/seminar-humanskill-3.html?kind=1

を予定しております。

~本研修のゴールイメージ→“人を通して成果を上げる”~

自分で成果(調剤・服薬援助…)を上げるステージから、人(部下・後輩薬剤師・医療事務…)を通して成果(調剤・服薬援助…)を上げるステージへ。

ひとつ上のステージに上がる際、とても大事なポイントが3つあります。

3つのポイントとは、「指示」「傾聴」「指導」です。今回は、講座内容の一部~「傾聴」「指導」~についてご紹介させて頂きます。

「患者さんがいらっしゃる待合スペース近くを通る時は会釈して、『失礼します』と言葉を添えて通ろうよ。」

介助が必要だった患者さんを出口までお連れし、持ち場に戻ってきた店舗スタッフの医療事務Cさんに私が伝えた言葉です。Cさんは「分かりました」と返答したものの、その表情から、納得がいかない様な雰囲気を感じました。

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【保険薬局支援事業便り第5号】「薬局判断で配薬を提案される際は、薬局都合と受け取られないように」

今回5回目となる「保険薬局支援事業便り」、今月も田辺三菱製薬プロビジョン株式会社の営業担当が薬局支援の現場で感じた事や、薬剤師の皆さんにとってお役に立ちそうな情報をお届けしたいと思います。

『薬局判断で配薬を提案される際は、薬局都合と受け取られないように』

医師の訪問診療に至っていない要介護認定者に薬局判断で配薬を提案されることはよくあることと思います。この場合、薬局で患者さんの状態やご家族のサポート環境を十分に把握した上でケアマネージャーさんに相談を入れる必要があります。特に患者さんが躊躇されている時は、その理由の深掘りは不可欠で、その把握が不十分で必要性が低かった場合には、ケアマネージャーさんから薬局都合と受け止められ、不信感を持たれる可能性があります。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第3号】「“人を通して成果を上げる”為には目的・背景をお忘れなく!」

弊社「かかりつけ薬剤師育成プログラム」オンライン公開講座~次回(3月18日(土)14時開始)のテーマは、

後輩指導の際のコミュニケーション
(案内ページ:https://www.ptc.co.jp/pharmacist/seminar-humanskill-3.html?kind=1

を予定しております。講座内容の一部をご案内させていただきます。

~本研修のゴールイメージ→“人を通して成果を上げる”~

自分で成果(調剤・服薬援助…)を上げるステージから、人(部下・後輩薬剤師・医療事務…)を通して成果(調剤・服薬援助…)を上げるステージへ。
ひとつ上のステージに上がる際、とても大事なポイントが3つあります。
3つのポイントとは、「指示」「傾聴」「指導」です。

今回は、「指示」についてご紹介させて頂きます。

(先日、訪問先の店舗の薬局長から、こんな愚痴をお聞きしました。)

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第3号】「“人を通して成果を上げる”為には目的・背景をお忘れなく!」

目指す店舗像無くして、多職種連携・在宅患者の新規獲得は成らず!

少し前の薬局業界誌の記事に、鹿児島市にある(株)サティスファーマ~かごしま北マリンバ薬局~の記事がありました。もともとは在宅医療専門薬局としてスタートした薬局です。「患者のための薬局ビジョン」が公表され、求められる薬局像(=「かかりつけ機能の発揮」が求められるようになった)を踏まえ、外来処方箋も受け付ける在宅医療強化型の薬局としてリニューアルしたそうです。

同薬局は昨年8月に「地域サポート課」を新設し、薬局と医療機関・介護を橋渡しすることにより在宅における薬剤師サービスの質の最大化を目指しています。薬剤師のスキルアップの要点は「他の専門職を知ること」と考え、医療・介護の世界で働く専門職との対談動画の配信を行ったりしながら、時代にマッチした薬剤師育成にとても注力しています。

在宅医療に積極的に取り組んでいる「かごしま北マリンバ薬局」の処方箋応需枚数は、月平均1,000枚で、その9割が在宅医療の処方箋とのこと。服薬支援の患者数は500人に達するそうです。連携相手の潜在ニーズを把握し、問題解決を先回りして図ることによる強い連携力、が強みなのではないでしょうか。

同薬局が目指してきたのは「地域の方々がいつでも立ち寄り健康相談できる=「ホーム薬剤師」が活躍する薬局」だそうです。

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【保険薬局支援事業便り第4号】「高齢者施設と契約されている訪問薬局、施設職員からの評価にも気を配られた方がいいかも」

今回4回目となる「保険薬局支援事業便り」、今月も田辺三菱製薬プロビジョン株式会社の営業担当が薬局支援の現場で感じた事や、薬剤師の皆さんにとってお役に立ちそうな情報をお届けしたいと思います。

『高齢者施設と契約されている訪問薬局、施設職員からの評価にも気を配られた方がいいかも』

高齢者施設には訪問薬局が入られているケースは多くあると思いますが、配薬をされていない施設が時々見受けられます。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第2号】「患者さんの気持ちに寄り添いつつ自分が伝えたい事を伝える為には、伝える言葉の順番を工夫する」

弊社「かかりつけ薬剤師育成プログラム」が、今年からオンライン公開講座としても受講できるようになりました。次回2月18日(土)14時からは「気持ちに寄り添うコミュニケーション研修」(案内ページ:https://www.ptc.co.jp/pharmacist/seminar-humanskill-2.html?kind=1)の開催を予定しております。講座内容の一部を「かかりつけ薬剤師育成プログラム便り」としてご案内させていただきます。ご検討にお役立て頂けたら幸いです。

「新しくこちらにお店出されたんですよね。この辺りの事、ご存知ない事も多いでしょ。昔この辺りはね・・」

当薬局にお越し頂いたご高齢の患者さんから、服薬指導後に話し掛けられました。地域に根付いた店舗を目指す私達薬剤師にとって、その患者さんのお話しは参考になる事ばかりです。

しかし、その後店内が投薬待ちの患者さんで混雑してきた状況の中で、どの様に対処すべきか・・“気持ちに寄り添う”には患者さんとのお話しにお付き合いすべきなのか・・。ご高齢の患者さんへ、

「今度またお話し聴かせて頂けますか?」

と話しを取り止め、お待ちになられている他の患者さんの対応をしたいものです。しかし、それでは私達の都合という印象を与え、患者さんの気持ちに寄り添うコミュニケーションとは言えないかも知れません。

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【保険薬局支援事業便り第3号】「保険薬局が介入していない個人在宅について、まずはケアマネージャーさんに確認してみることが応需につながる」

12月から新ブログ「保険薬局支援事業便り」の発信を開始しましたが、如何だったでしょうか。今月も田辺三菱製薬プロビジョン株式会社の営業担当が薬局支援の現場で感じた事や、薬剤師の皆さんにとってお役に立ちそうな情報をお届けしたいと思います。

『保険薬局が介入していない個人在宅について、まずはケアマネージャーさんに確認してみることが応需につながる』

個人在宅の方で、保険薬局が介入していないケースは多々見受けられると思いますが、この場合、お薬はご家族かヘルパーさんが取りに行かれています。その中には、服薬コントロールが出来ていないケースもあり、その際は在宅診療医師またはケアマネージャーさんが保険薬局の介入の判断をしているのではないかと思われます。そこで、あるケアマネージャーさんに聞いてみたところ、多くの場合はケアマネージャーさんがその必要性を判断し、保険薬局を選定しているようです。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第1号】「患者さんの気持ちに寄り添う秘訣~興味・関心の限界を超える~」

弊社「かかりつけ薬剤師育成プログラム」が、今年からオンライン公開講座としても受講できるようになりました。次回2月18日(土)14時からは「気持ちに寄り添うコミュニケーション研修」(案内ページ:https://www.ptc.co.jp/pharmacist/seminar-humanskill-2.html?kind=1)の開催を予定しております。講座内容の一部を「かかりつけ薬剤師育成プログラム便り」としてご案内させていただきます。ご検討にお役立て頂けたら幸いです。

「お父さん、息子さんにはお風呂あがった後にシッカリと声掛けてください」

点鼻薬を息子に投薬してもらった際に、薬剤師さんより受けたメッセージです。投薬台に呼ばれた際にその薬剤師さんから受けた最初の質問は、

「前回お出しした点鼻薬はまだ残っていますか?」

でした。適切に答える事のできない私は、待合室で任天堂スイッチに興じる中学生の息子に

「点鼻まだあるの?」

と尋ね、目線合わせずに、

「まだあるよ」

と息子が返事をしました。質問いただいた薬剤師さんに

「みたいです」

と伝えたところ、冒頭のメッセージ「お父さん、~シッカリ声を掛けて下さい」を受けたわけです。そのメッセージはその通り「正論」でしょう。推測ですが、少し受診間隔が空いてしまっている我々に対しての示唆であったと思います。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第1号】「患者さんの気持ちに寄り添う秘訣~興味・関心の限界を超える~」

かかりつけ薬剤師になって欲しい人

2023年1月のカレンダーが早くも残すところ数日となってきました。日照時間もだんだんと長くなり、春の到来が待ち遠しいこの頃ですね。

先日、実家の70代の母から電話がありました。

「認知症検査を病院でしてきたんだけど、脳の状態は良好で心配はいらない、とお医者さんに言われたよ。ただ、「気になるなら、認知症予防の為にお薬を飲んでみたらいかがですか?」と言われ、お薬をもらったんだけど、飲まなきゃいけないのかしら?薬局でお薬を処方してもらう時に薬剤師の人に「あー、このお薬ですか…」と言われたのが少し気になるんだよね?」とのこと。

私は、すぐに友人の薬剤師に事情を話して相談しました。友人の薬剤師は、前職は製薬メーカのMRをしていたので、お薬のことはとても詳しくて、いつも丁寧に相談にのってくれるのです。

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