MBO(目標管理制度)を導入している調剤薬局もあるかと思いますが、「ただ何となく運用している現状で、あまり意義を感じられない…」という薬局経営者も多いのではないでしょうか。
そもそもMBOはマネジメント手法のひとつです。
MBO導入の大前提として、「管理職人材のマネジメントスキル(知識)が一定レベル以上ある」ことが求められます。保険薬局においては、薬局長がしっかりとマネジメント手法を勉強していることが絶対条件となる訳です。
今迄、一度も「マネジメントとは?」「組織運営とは?」「マーケティングとは?」という勉強をしたことが無い薬局長が、MBOを正しい認識で適切に運用するのはかなり難しいのです。
MBOは企業方針をベースに各個人の目標を設定しますが、その過程で方向性を擦り合わせる作業があり(ここがとても重要なプロセスですが)、経営理念・事業戦略への理解が深まり、モチベーション向上につながる仕組みとなります。
そして、企業方針を踏まえての従業員の目標設定作業(擦り合わせ作業)を任されるのが、
管理職=薬局長
となります。
昨今のDX推進により、KPIの設定まで容易に出来るようになった薬局も多いかと思いますが、システムがあっても、それを運用できる人材が育っているのか?という視点も、持って頂きたいと思います。
薬剤師としての豊富な知識や経験にプラスして、「マネジメントの考え方」「マーケティングの基本」「部下の動機づけにつながるコミュニケーションスキル」を学習する機会は、現在の薬局企業においては必須項目となりました。
「今迄、薬局長クラスを対象にこの類の研修機会がなかった」
という薬局経営者の方には、是非、教育機会を出来るだけ早く提供して頂きたい、と思います。システム(しくみ)を整備すると同時に、人材育成(システムを運用できるキーマンづくり)をお忘れなく準備して頂くことで、経営方針の浸透や組織の活性化というアウトプットが出始めます。
「経営方針が浸透しない」「現場との認識のギャップが埋まらない」という薬局経営者のねじれのお悩みは是非、弊社までお問合せ下さい。
成果創出型の幹部研修プログラム
『変革期のリーダーシップ開発プログラム』(全6回 7~8ヵ月)
(概要)
第1回 自店の環境分析(SWOT分析)
第2回 方向性・ビジョン設定(クロスSWOT)
第3回 自店舗の問題分析・対策具体策設定(設定型課題解決)
第4回 上記③の対策具体策に対してメンバーが共感する話術(ナラティブ)
第5回 共感した対策具体策に一枚岩で取り組む為の話術(目線合わせ)
第6回 成果(面分業推進の為の物語)発表
【変革期のリーダーシップ開発プログラム詳細は弊社HP】
https://ptc.co.jp/pharmacist/movie/index.html
参考動画 第6回 成果発表の実務への落とし込み(MBO活用)