選ばれる薬局になる為に、まずは一歩踏み出す所から・・・

皆さんは、ご近所で今まで薬を処方してもらった薬局は何件くらいありますか?
私は、家族含めてここ5年間で10件程度の薬局にお薬を処方してもらいました。
耳鼻科に通院したとき、眼科に通院したとき、皮膚科、小児科、呼吸器内科、整形外科・・・。
その時々のシチュエーションによって、毎回同じ薬局にはならないことが多いですが、一度訪れた薬局の印象はかなり記憶に残っています。


●耳鼻科の門前薬局は、とても狭い薬局ですがアットホームな薬局でした。
子供連れ親子の来客も多く、たくさんの絵本が置かれていて、待ち時間で子供に絵本の読み聞かせが出来ました。
耳鼻科は何回も通い続けることも多いので、「続きは、次回ね」とか「今度はどの絵本にする?」などと子供と会話したのを思い出します。
薬の苦手な息子へ飲み方のアドバイスもいろいろ頂き、相談しやすかったです。


●大型スーパーの中にある薬局は、待ち時間がとても長いですが、その間に買い物などの用事を済ませることができるメリットもあり、何度かは利用しています。
ただ、いつも混んでいる為、薬剤師は流れ作業的にどうしてもなってしまいますし、こちらも忙しいことが多く、「便利」という以外の印象はあまりないです。


●駅前のオフィスビル内にある大手チェーン薬局は、薬剤師の方の接客態度が悪かった記憶が鮮明に残っており、再度利用したいとは思いません。
「かなり混んでいて待ち時間が長いですがそれでもいいですか?」と、迷惑そうな感じで目も合わせずに言われました。悪いイメージしか記憶に残っていません。


●大手チェーン薬局の一店舗で、医療ビルの1階にある薬局は、薬剤師さんも感じがよく店舗は清潔感があります。
一度、「ちょっと待ってくださいね。薬の量が多いのでは?と思うので…念のため確認いたしますね。」と、薬剤師さんがその場でドクターに直接電話をしてくれたことがありました。
薬剤師さんのご指摘通り、お医者さんが間違って投薬指示をしてしまったそうで、そのときは本当に有難かったです。
ただ、健康食品と化粧品の売込みがしつこい時期があり、その時はちょっとうんざりしたこともありました。現在は、売込みはされていないので、クレームがあったのかな?とも思ったりしていますが・・・。

この様に、誰しもが一度訪れたことのある薬局は、なんらかの印象や記憶に残っていることと思います。将来、もし自分が在宅医療を受ける立場になった時に、どの薬局に薬の相談をしたいだろうか?
病気の種類や状態によっても、選ぶ薬局は変わってくるかとは思いますが、好印象の薬局で、薬に詳しい薬剤師さんがいる薬局が心強いと思うのです。
まずは、店舗内雰囲気や薬剤師さんに好印象をもってもらうことは、やはりとても大事なのだと思います。


好印象の薬局は、目指すべき目標が現場スタッフまでしっかりと意識づけされているように思います。
なぜかというと、すべてのスタッフの方の印象がよいからです。会社としての方針や教育がしっかりなされているのだなあ、と感じます。

みなさんの薬局では、自店舗の売り(強味)をどうとらえていますか?
選ばれる薬局になるための、明確な道筋が見えていますか?

まずは自店舗の分析をして今後の道筋を明確にすることが大事なのですが、この部分が、なかなかうまく出来ていない薬局さんも少なくない様です。
また、経営者だけが道筋を描いたとしても、現場の薬局スタッフの方々の認識が一致していないと、あまり意味がありません。(絵に描いた餅状態)

「環境変化に適応できる目指すべき薬局店舗とは?」

ここからのご相談が、最近増えております。「選ばれる薬局」になる為の具体的な取組み事例と意識改革~行動変容のヒントをまとめた動画を、弊社ホームページにてご案内しております。

 ウェビナー動画 6.地域・患者から選ばれる薬局になる為に必要な4つの力
 https://www.ptc.co.jp/pharmacist/movie/index.html

お悩みの際には、お気軽に弊社までお問い合わせください。
まずは、一歩踏み出すところから…。

「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一歩が道となり、その一足が道となる。…」~アントニオ猪木~