弊社「かかりつけ薬剤師育成プログラム」オンライン公開講座~次回(3月18日(土)14時開始)のテーマは~
「後輩指導の際のコミュニケーション」
(案内ページ:https://www.ptc.co.jp/pharmacist/seminar-humanskill-3.html?kind=1)
を予定しております。
~本研修のゴールイメージ→“人を通して成果を上げる”~
自分で成果(調剤・服薬援助…)を上げるステージから、人(部下・後輩薬剤師・医療事務…)を通して成果(調剤・服薬援助…)を上げるステージへ。
ひとつ上のステージに上がる際、とても大事なポイントが3つあります。
3つのポイントとは、「指示」「傾聴」「指導」です。今回は、講座内容の一部~「傾聴」「指導」~についてご紹介させて頂きます。
「患者さんがいらっしゃる待合スペース近くを通る時は会釈して、『失礼します』と言葉を添えて通ろうよ。」
介助が必要だった患者さんを出口までお連れし、持ち場に戻ってきた店舗スタッフの医療事務Cさんに私が伝えた言葉です。Cさんは「分かりました」と返答したものの、その表情から、納得がいかない様な雰囲気を感じました。
気になった私は、時間を改めてCさんに聴いてみました。するとCさんは、「店内が混雑していたので、いち早く持ち場に戻って他の患者様の対応をしなければ!」という思いがあったとの事でした。
(なるほど・・・。Cさんなりに考えて一生懸命仕事をしてくれていたのに、一方的な指導になってしまっていたかな・・・。)
「指導」しなければと感じた際には、先ずは「傾聴」する事がポイントとなります。
持ち場に戻ったCさんに「なにかあった?」「一目散に戻ってきてくれたから・・」と耳を傾け、店舗の事を考えて行動している事への感謝を伝えた上で、会釈の必要性を伝え、指導していくという事です。
“人を通して成果を上げる”為には、 「傾聴」からの「指導」をワンセットにしたいものです。
「傾聴」によって相手の「考え」や「思い」への理解(相手のWIN)を示した上で指導をする(私のWIN)ことで、双方のWINが得られ、お互いが信頼できる関係に繋がっていきます。
「後輩指導の際のコミュニケーション研修」では「人を通して成果を上げる」状態をゴールに据え、「指示」「傾聴」「指導」の考え方・実践ポイントを体験的に理解して頂きます。