【保険薬局支援事業便り第11号】「処方箋を応需している、門前処方元以外の医療機関との連携のすすめ」

今回11回目となる「保険薬局支援事業便り」、今月も田辺三菱製薬プロビジョン株式会社の営業担当が薬局支援の現場で感じた事や、薬剤師の皆さんにとってお役に立ちそうな情報をお届けしたいと思います。

『処方箋を応需している、門前処方元以外の医療機関との連携のすすめ』

弊社営業担当者の活動の一環として、薬局店舗前にある主処方元以外との医療連携も進めています。ひと月に数枚でも処方箋を応需しているクリニックについては、処方箋応需のお礼の名目でご訪問し、薬局に対するニーズをお伺いします。

例えば、「服薬情報提供書を薬局から送付されたことはありますか?」「その内容はお役に立ちましたか?」など、どのような情報を有用とお考えなのか具体的に確認していきます。

先生方は、服薬情報提供書についてあまりご理解されていない印象がありますが、患者さんの安心・安全な薬物治療の一助としてお役立ていただきたいという趣旨をご紹介すれば、ご意見を頂けると思います。

先生方は、患者さん毎に欲しい情報が異なります。また、一般的なニーズを伺っても回答が得られないことが多いです。そういう場合は、処方している薬剤の中で気になる種類の薬剤を確認して、その薬剤が処方されている患者さんの処方後情報をお伝えすることも大切ではないでしょうか。処方箋を応需している薬剤師であれば、より具体的なニーズを確認出来ますし、患者さんの対応で薬剤師に留意してほしい点なども教えて頂けます。

門前処方元以外の医療機関とも顔の見える連携関係を構築し、医師の処方意図や薬剤師へのニーズをお聞きすることで、疑義紹介や服薬情報提供もスムースになると考えます。訪問診療医であれば、在宅患者さんへの訪問服薬指導の依頼も期待できるかもしれませんね。

ご参考になれば幸いです。(田辺三菱製薬プロビジョン株式会社 営業担当)

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