【保険薬局支援事業便り第31号】「顔の見える関係づくりとは?」

弊社営業担当者は、薬局と他職種との連携関係構築(顔の見える関係づくり)活動の一環として、居宅介護支援事業所や訪問看護ステーションを訪問しています。

今回は他職種との顔の見える関係づくりの一例についてご紹介します。

顔の見える関係とは、他職種の方がお薬や在宅訪問について困った際に、すぐに自分の薬局が思い浮かぶような関係を指します。

他職種訪問を開始して、まだ数回しかお会いできていないケアマネジャーさんや看護師さんに、まずは、薬剤師が在宅訪問で何ができるか(お薬の配送、飲み忘れや過剰服用・多剤処方/重複処方への対応など)について紹介をします。在宅訪問で薬剤師がどのような役割を果たせるかを知らない他職種の方は多くいらっしゃいます。

そして次に「何かお薬で困りごとはありませんか」と言う質問を投げかけます。この質問に対して、多くの方から「残薬がたくさんある」「残薬の整理に困っている」といった回答が返ってきます。

そこで、薬剤師として残薬を減らす方法や飲み忘れを減らす方法、残薬の処分の方法などを提案・対応して残薬の問題解決に努めています。

顔の見える関係づくりの第一歩として、居宅療養管理指導などの話をする前に、ケアマネジャーさんや看護師さんが普段からお薬で困っていることを薬剤師として解決してあげてはいかがでしょうか。

「そんなこと解っている」「当たり前のこと」と思われるかもしれませんが、意外とできていないケースが多いと感じています。

相手の困りごとを解決することで、相手と薬局との距離が一気に縮まり、今後の仕事がスムーズになります。

顔の見える関係づくりの一環としてお試しください。

ご参考になれば幸いです。

(田辺三菱製薬プロビジョン株式会社 営業担当)