弊社の営業担当者は、薬局と他職種との連携を強化するために訪問看護ステーションを訪問しています。先日、月に1回訪問している要介護1の患者さんについて、訪問看護師からお話を伺う機会がありました。この患者さんは多くの薬を服用していますが、ご家族が薬局で薬剤を受け取っているようです。
当該訪問看護師はケアマネージャーの資格も持っており、患者さんとそのご家族の状況を詳しく把握しています。その立場から、この患者さんの担当ケアマネに対して、訪問薬局の導入を強く要望されたそうです。
要望された理由は以下の通りです。
- 1ヵ月分の薬剤が大量で、ご家族での管理が困難になってきた:薬の管理は容易ではありません。
- 残薬確認の手間や誤った服用により看護師・ヘルパーの負担が増加:薬の残量や服用状況を把握することが難しく、看護師やヘルパーの負担が増えています。
- ご家族から薬剤管理の相談を受けたこと:家族が不安を抱えており、薬剤管理について相談が寄せられています。
在宅患者さんの処方箋応需には、在支診(医師・相談員)や居宅介護支援事業所への定期訪問が必要ですが、薬局として訪問看護ステーションへのアプローチも重要だと改めて感じた事例をご紹介しました。ご参考になれば幸いです。
(田辺三菱製薬プロビジョン 営業担当者)