【保険薬局支援事業便り第42号】「地域連携を深めるための薬局の他職種訪問  ~知ってもらう・聞いてみる~」

弊社営業担当者は、地域医療を担う一員として、地域医療に貢献し、最終的には利用者様、患者様、そしてそのご家族のお役に立ちたいという思いで、他職種事業所を訪問し、他職種との連携構築に取り組んでいます。

薬局による他職種への訪問は、地域連携を進めていくうえで「顔の見える関係づくり」として、電話やメールだけの連携よりも、より深いものになります。

薬局によっては、訪問活動を行うスタッフが店舗の管理薬剤師であったり、エリアの店舗を管理しているエリアマネジャーであったり、または経営者自らが訪問されることもあるでしょう。

私たちの支援が開始された2020年当時、他職種へ訪問した際の最初の反応は、「薬局の方が来られたのは初めてです」という返答がほとんどでしたが、最近では、「他の薬局さんも来られますよ」という返答を聞くことが増えてきました。

しかし、私たちが「どのようなお話をされていましたか? どのくらいの間隔で来られていますか?」と尋ねると、「挨拶だったような……、1回だけです」という回答が正直多いように感じます。せっかく「顔の見える関係づくり」のために時間を割いて訪問されるのであれば、他職種の方々の困りごとを聞き取ったり、薬剤師がお手伝いできることを紹介したりしてはいかがでしょうか。 

訪問看護師さんは薬剤師の業務内容をよくご存じですが、ケアマネジャーさんなど介護職の方は、薬剤師にどんなことができるのかを知らない方がほとんどです。

ある薬剤師会の幹部の方にこの話をした際、「薬剤師会から地域行政へは薬剤師の役割についてしっかりと伝えている」とのお話を伺いましたが、現場レベルまで認識されている訳ではないことが推察されます。おそらく皆さまの薬局にも、理念や社会に向けたメッセージが掲げられていると思います。もしこれから他職種を訪問される予定があるのであれば、名刺やパンフレットを渡すだけでなく、そのメッセージを現場の方々にも直接伝え、具体的なお役に立てることなどもしっかり伝えてみてください。そして、相手の話をよく聞き取れば、必ず次回訪問につながるニーズや困りごとのメッセージが込められていると思います。そのメッセージに対するアドバイスやお役立ち情報を次回訪問時に紹介することで、相手の方も継続して訪問されることへの抵抗がなくなり、顔を覚えていただけると思います。

現場の他職種の方から、種々ご相談のご連絡を携帯電話に直接いただけたときの達成感や喜びは、支援している立場の我々にとっても非常に嬉しく感じるものです。

ご参考になれば幸いです。

(田辺ファーマプロビジョン株式会社 営業担当)