【保険薬局支援事業便り第41号】「ピンチをチャンスに変える」

弊社営業担当者は、地域医療に貢献し、患者様やそのご家族のお役に立てることを目標に、薬局と他職種との連携関係構築(顔の見える関係づくり)活動の一環として、居宅介護支援事業所や訪問看護ステーションを訪問しています。

ケアマネジャーさんや看護師さんと面談して私自身が感じたことですが、新しいエリアや訪問先では不安や心配に思うこともあり、先入観や勝手な想像で、「面談がスムーズに行かず難しいのではないか」、「良い反応が得られないのではないか」と、訪問活動のハードルを自ら上げてしまうことがあります。これと似たようなケースを経験されている方もおられるのではないでしょうか?

アメリカに伝わる有名な逸話に「アフリカに靴を売りに行った営業マンの話」というのがあります。有名な話なのでご存知の方も多いとは思いますが・・・

ライバル同士の靴のメーカーにAさんとBさんという2人の営業マンがいました。2人がいるメーカーはアフリカに靴を売りに行く計画を立てました。ところが2人にとって予想外の状況が待ち受けていたのです。何とアフリカの人たちは皆靴を履いていなかったのです。
それを見てAさんは急いで本社に報告しました。「ここでは靴は売れません。みんな裸足ですから。」と。一方のBさんも現地の人たちをみて急いで本社に連絡しました。「至急あるだけの靴を送ってください。ここでは誰も靴を履いていません。この人たち全員に靴を買っていただけたらすごいことになります。」と。

この2人の反応から、同じ状況でもポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかによって全く違う判断になってしまうことがわかります。おそらく結果も違ってくると思われます。

同様の事例として、半分だけ水の入ったコップを見て、「半分しか水が入っていない」と見るか、「半分も水が入っている」と見るかで大きな差となります。

このようなことから、自分が置かれた状況を「ピンチ」と捉えるか「チャンス」と捉えるかは自分次第ですので、出来るだけ前向きに捉えて取り組んでいくことが大切だと思います。

ご参考になれば幸いです。

(田辺ファーマプロビジョン株式会社 営業担当)