【保険薬局支援事業便り第35号】「地域で評判の薬剤師さん」

今回は、地域で評判の良い薬剤師さんについてご紹介いたします。

私たちがご支援させていただいている活動中に、頻繁にお名前を耳にする薬剤師さんがおられます。例えば「おたくの○○薬局の△△さんに大変お世話になっています。」という大変ありがたいお話しです。

どのような対応が良い評判になっているのかと伺いました。他職種の方々や患者様からは、「とにかく献身的にご対応いただいています。」、「優しく、丁寧です。」というお話しの他、「ケアマネジャー並みに患者さんに接してくださいます。」などの誠意とも言えるご回答でした。

先日、その地域の責任者の方とご同行の際、話題の薬局店舗を訪問して、その薬剤師さんに面会の機会をいただくことができました。先述の内容をお知らせしましたところ、「本当にありがたくてうれしいです。」と満面の笑みでした。ご本人は数年前に実父が急死され、その後、母親の介護などでご両親を通じて多くの経験されたことをお話しくださいました。「私は、その時に自分や家族が周囲にして欲しかったこと、気遣って欲しかったことを薬剤師業務に反映させています。」とご自身の貴重な経験を薬剤師として相手の立場に立って対応することとして活かしておられました。

当日は、面会までの間に休憩室前の廊下で少々待機しましたが、その際、業務の一部始終を拝見できました。患者様への接し方は丁寧で優しい話し方で専門用語を一切使わない情報提供でした。薬剤情報提供中にもカウンターから出て行って、待合室の資料(ご自由にお持ちください。)を手渡して、説明されていました。こうした行動は患者様にとってはうれしいことで、薬局を出られる際はみなさん笑顔という状況でした。また、休憩室もきれい(特に水回り)で、薬剤をはじめ資料もきちんと整理整頓されている(誰が見ても資料を識別できる)ことは地域の責任者も感心されるほどです。

評判の薬剤師さんに患者様は集まります。薬剤師業務として多忙になりますが、今回一例として紹介した評判の良い薬剤師さんは、常に自分事として患者様や周囲に接する「まごころ」で信頼を得ている薬剤師さんでした。私は、この「まごころ」が大切な“患者様ファースト”であると考えております。今後もこうした素敵な薬剤師さんをお知らせできればと思います。

(田辺三菱製薬プロビジョン株式会社 営業担当)