【保険薬局支援事業便り第38号】「白衣の効果?」

弊社営業担当者は、ご支援させていただいている店舗の薬剤師さんと居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)に同行訪問する事があります。

複数の事業所訪問なので、これまでは薬剤師さんにはスーツで訪問していただいていたのですが、今回は白衣で訪問してみる事になりました。

結果は、表面的な話で終わる事なく、深い悩みを聞ける機会となりました。白衣だとここまで変わるのかと感じるほどでした。

この背景には、ケアマネジャーが気軽に質問する機会がない事が挙げられます。弊社営業担当者が単独で訪問した際も、薬剤師さんに電話連絡する時は、どのタイミングが良いのかを聞かれる事があります。患者さん対応している時は折り返しの連絡になりますが、いつでも大丈夫とお伝えするのですが、ケアマネジャー自身が薬を取りにいかれた時の忙しいイメージが連絡を躊躇させているようです。

ちょっとした質問であれば、なおさら電話しにくいのでしょう。このような遠慮がなくなれば、もっと良い多職種連携になるのにと思います。

医療機関での白衣効果は、患者さんが医療環境や医療従事者に対する緊張や不安が原因で起こる心理的な反応ですが、他職種に白衣で訪問する事は、緊張や不安ではなく、いつも以上に頼もしい応援団になる効果と思いました。白衣であった事に加え、相談する時間がありそうな雰囲気もケアマネジャーには嬉しい出来事であったように思います。皆様が想像する以上に薬剤師さんの力を借りたいと他職種の皆さんは思っておられます。

たまに白衣で訪問してみると何かが変わるかもしれません。試してみてください。

(田辺三菱製薬プロビジョン株式会社 営業担当)