【保険薬局支援事業便り第32号】「他職種からの信頼を得るということ」

弊社営業担当者は、薬局と他職種との連携を構築し、最終的には利用者さん、患者さん、そしてそのご家族から信頼される薬局・薬剤師となるために、他職種事業所を訪問しています。

ある居宅介護支援事業所を訪問した際、いつものようにケアマネジャーさんとお薬に関する困りごとについて意見交換をしていました。すると、ケアマネジャーさんから突然「薬剤師さんは居宅療養管理指導でお願いすると、どのくらいの時間対応してくれるものなのですか?」という質問をいただきました。

突然の基本的な質問に驚きつつも、「その利用者さんの状況やご家族の要望にもよりますが、1回30分から1時間程度ではないでしょうか」とお答えしました。

するとケアマネジャーさんは、「そうですか。実は以前、カレンダーにお薬を詰めたら、10分もたたないうちにすぐに帰ってしまう薬剤師さんがいたんです。服薬状況の確認やお薬について主治医に相談して欲しいこともあったんですけどね。私たちケアマネが言うより、薬剤師さんに言ってもらった方がスムーズに話が進むこともあるので。ただ、薬剤師さんも店舗のお仕事があって忙しいでしょうからね」とお話しくださいました。

ケアマネジャーさんは、その薬局がたまたま忙しかったのかもしれませんし、その薬剤師さんだけの問題だったのかもしれませんとおっしゃっていました。

在宅支援において薬剤師が関わる最大のポイントは、利用者さんや患者さんのお役に立つことだと思います。そして、利用者さんや患者さんのお役に立って初めて他職種の信頼につながるのだと感じました。

ご参考になれば幸いです。

(田辺三菱製薬プロビジョン株式会社 営業担当)