【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第11号】子育ても部下育成もひと手間を惜しまずに~指示・指導とともに伝えるべき大切なこと~

弊社「かかりつけ薬剤師育成プログラム」オンライン公開講座(9月16日(土)14時)「後輩指導の際のコミュニケーション研修」

(案内ページ https://www.ptc.co.jp/pharmacist/seminar-humanskill-3.html?kind=1

の開催を予定しております。

講座内容の一部を「かかりつけ薬剤師育成プログラム便り」としてご案内させていただきます。ご検討にお役立て頂けたら幸いです。

先日、テレビのチャンネルを切り替えていたときに、思わず見入ってしまった番組がありました。

子育てのお悩み相談的なテレビ番組です。

耳に入ってきたのは、「子育て上手な親御さんは、「待てる子育て」が出来る方ですね・・・」という言葉でした。

私自身の子育てについて少し思い起こしてみました。

待てない子育てが多かったなあ…」と少し後悔しました。

「●●しなさい」「▲▲は準備したの?」「もっと■■したほうがいいよ」云々。

事細かく指示ばかりしていたのではないか、失敗してもいいから黙って見守ってあげればよかった、と少し胸がチクリと痛みます。具体的に指示やアドバイスをした方が手っ取り早く確実ですし、そういう点で、親にとっては都合がよかった訳です。無意識のうちに、手間を省いた「指示・指導」に偏りがちだったのかもしれません。

さて、子育て論とは少し違いますが、このことは「部下育成・後輩指導」の際にもあてはめられるケースが多いです。若手社員の指導の際、具体的な仕事の提示や指導をすることは必要不可欠ですが、それだけに終始してしまうと、指示待ち人材を育成してしまうリスクもあります。

「Aさんは、指示されたことしかやらない。もう少し機転を利かせてくれたら助かるんだけどなあ…」

と思うことは、ありませんか?

指示待ち型人材を育てるのか、主体的な自立型人材を育てるのか?は、日々の指示・指導の仕方ひとつで大きく変わってきます。

指示・指導の際には、仕事の目的やその背景などについて説明を付け加えることで、若手社員はどんどん機転の利く自立型人材へと育ってくれるはずです。

忙しい薬局業務のなかでは難しい側面もあるかもしれませんが、優秀なスタッフを育てる為の効果的な指導方法です。

また、前提となる考え方として、常に心に留めておくべき事があります。それは、今の若手世代と少し前までの世代とでは大きなギャップがある、という事です。

今の若手世代は、変化の多い時代(バブル崩壊後・大地震・コロナ…)で育ち、現時点も環境変化の激しい(薬局業界自体も変革の最中)状況で生きていて、常に先が見えない不安感を抱いている世代だという事です。

少し前の世代までは、変化の少ない時代で育ち、就職時にも先が見通せる安心感がありました。ですので、大前提として育った環境は大きく違う、という点を留意してあげる必要があります。

この為、現場スタッフの指導・育成時には、常に気持ちに寄り添う業務指示・指導が求められています。

「後輩指導の際のコミュニケーション研修」では

①「今、求められる業務指示・後輩指導の在り方とは」

②「業務指示の在り方」

③「部下・後輩指導における受けとめ方・伝え方」

について、実習を通じて体験学習しながら、自己の啓発課題を明確にしていきます。

ご関心がございましたらば、是非、弊社ホームページ上にてご確認くださいませ。

↓オンライン公開講座のご案内ページに、研修内容の動画もリンクしてございますので、是非覗いて頂けたら幸いです。

https://www.ptc.co.jp/pharmacist/seminar-humanskill-3.html?kind=0

オンライン公開講座「後輩指導の際のコミュニケーション研修」(9月16日(土)14時)へのご参加、お待ちしております!!