「中途採用・新人採用のメリット・デメリット」【PTCスタッフ発信】

薬局業界に限らず、中途採用・新卒採用、の2種類が一般的な採用活動のターゲットとなります。
今回のブログでは、それぞれのメリット・デメリットをテーマに書かせて頂きます。

まず中途採用のメリットとして、

「即戦力が期待出来る。」

と感じている企業が多いのでは無いでしょうか。
色々な経験や実績のある人を採用できれば、企業の足りない部分を効率的に穴埋めできる為、理想的な方法に思えます。
しかし、今までの経験が全て自社でも使えるとも限りません。
逆に経験があるが故に新しい職場への適応が遅れることもあります。
例えば、薬歴の書き方や服装一つから元の会社からの意識転換を求められます。

一方新卒採用では、採用した社員は入社後即戦力になる訳ではなく、
更に先輩薬剤師が教育に当たった場合は戦力の低下も考えられます。
一見デメリットが多い様に思いますが、弊社のお客様から、

「新人の子にスタッフが皆で業務を教えているうちに、
スタッフ同士でも業務のやり方を話す様になり、良い影響を与えてくれている。」

といったお話を伺いました。
新卒の採用は即戦力とならずとも、既存社員の交流の切っ掛け等、社内への良影響を期待できるかもしれません。
また社会人経験が無い為、自社の理念・ルールを伝えやすいのは新卒採用であることは間違いありません。

「新入社員に必要な学生から社会人への意識転換」
「中途社員に必要な他社意識から自社意識への意識転換」

一概にどちらが楽とは言えませんが、両者のメリット・デメリットを理解して採用活動を行う事が大切だと思います。

人材確保に苦慮する職種として、真っ先に挙がるのは薬剤師ではないかと思います。
弊社のお客様より、就職先・転職先を選ぶ際に

「教育が充実しているか」

を重視する薬剤師の方が多いとお聞きします。
実際に先日とあるお客様先で、中途採用の面接時に、

「御社のHPに掲載されている教育体系の中にある外部業者が実施する研修は、私も受ける機会はあるのでしょうか?」

という質問を受けたともお聞きしました。

このように薬剤師の方の教育への関心が高まっている現状がありますが、
たとえ教育体系を作ってHPに掲載したとしても、就職活動をしている薬剤師の方にとって魅力的に映らなければ意味がありません。
(例えば、薬事に関する教育はしっかりしていそうだが、対人業務に必要なコミュニケーションに関する教育は手薄に見えてしまっている等。)

就職活動中の方々が自社のHP・求人表を見た時、魅力的な教育体系だな・・と感じる内容になっているでしょうか。

魅力的な教育体系構築とその見せ方は人材確保に向けての重要な第一歩かもしれません。

 

 

かかりつけ薬剤師育成プログラムヒューマンスキル開発