【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第8号】 聴き手に「話の内容を正しく理解している」と感じてもらうには?

弊社「かかりつけ薬剤師育成プログラム」オンライン公開講座~次回(6月17日(土)14時開始)のテーマは、「分かりやすいコミュニケーション研修」(案内ページ:https://www.ptc.co.jp/pharmacist/seminar-humanskill-1.html?kind=0)を予定しております。研修内容の一部をご案内させていただきます。

「相談したくなる人」と「相談したくない人」との違いはなんでしょうか?例えば、処方されたお薬が自分には合わない気がして薬局で相談した際に、

「この薬剤師さんに相談して、本当によかった!自分の不安な気持ちを理解してもらえたし、薬の説明も丁寧にしてくれた!」

と思う薬剤師さんがいる一方で、

「この薬剤師さん、接客態度は丁寧なんだけど、なんとなくモヤモヤした気持ちになってしまったなぁ・・・」

と感じる薬剤師さん、両者の違いは何だと思いますか?

正解は、「傾聴力」です。

そして、「傾聴力」には2種類あります。

①心理的傾聴(相づち、促し、アイコンタクト等)
②論理的傾聴(オウム返し、深堀、要約)=相手の話を整理することにより、相手の考えやニーズを明確にする

ほとんどの薬剤師さんは①心理的傾聴は出来ているものの、②論理的傾聴力には課題のある方が多いように思われます。そして論理的傾聴力のなかでも、「要約」スキルはとても難易度が高いスキルとなります。難しいスキルですが、「要約」ができるようになると、「話の内容を正しく理解している」と感じてもらうことができ、信頼感が高まります。

弊社「分かりやすいコミュニケーション研修」では、論理的傾聴の3つのスキル(オウム返し・深堀・要約)の使い方をご理解頂きます。

特に、要約ノック実習(同じ形式での繰り返し実習)で要約スキルの向上を目指します。要約ノック実習を繰り返すことで、「患者さんの状況に応じて質問を使い分け」ながら、「要約」の難しさを体感していただきます。

「分かりやすいコミュニケーション研修」では、話し手・聴き手双方が「分かった!」と言える状態をゴールに据え、そのゴールに向けた数々の実践ポイントをご提示させていただきます。

オンライン公開講座「分かりやすいコミュニケーション研修」(6月17日(土)14時)へのご参加検討のご参考として頂けたら幸いです。