【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第33号】~参加者1,000名超の薬局長研修から感じた事~「慣性の法則に抗う為に」

寒暖差の激しい日が続いていますね。
今年も早いもので師走目前となりました。1年を振り返る大切な時期でもありますね。

弊社の1年を振り返りますと、今年は「薬局長研修」(エリアマネージャー・幹部を含む)のご依頼がとても多かった(累計参加者1,000名超)です。薬局の要人材である薬局長は、変革期の店舗運営(面分業・在宅の推進)の舵取りを任されています。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第33号】~参加者1,000名超の薬局長研修から感じた事~「慣性の法則に抗う為に」

【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第32号】「本質的な気づきと行動変容」

少しずつ秋らしい気候の日が増えてきましたね。「秋」といえば、食欲の秋!ですよね。

私は料理本や健康食関連の書籍を購読するのが好きなのですが、最近購入した書籍『はじまりのサラダと栄養学』(著者:田代健斗)が、内容がとても素晴らしく購入してよかった!と思える1冊でした。

管理栄養士の資格をお持ちの方は、ご存知の方も多いかと思いますが、この本の作者は「サラダ王子」というニックネームでとても有名な方で、本業は鍼灸師の田代健斗さんです。

病気にならない食事法を研究されている方で、「食べる」の本質を解いた新しい食事法を提唱されています。毎日の食事でしっかりと7代栄養素をバランスよく取れるよう、考案したサラダのレシピや栄養学の理論等が紹介されています。

『始まりのサラダと栄養学』の内容が、私が求めていた食事の理想形そのものでした。

この書籍の素晴らしい点は、サラダ王子さんが読み漁った何万件にも及ぶ大学等の科学論文や実験データに基づき、提唱されている点です。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第31号】「ある薬局の幹部・薬局長研修の成果事例」

先日、某薬局の幹部・薬局長向け研修(変革期のリーダーシップ開発プログラム)が最終回「成果報告会」を迎えました。

薬局長・エリアマネージャークラスを対象者として、全6回シリーズ(各4時間)の研修プログラムでした。

「成果報告会」のプレゼンテーションの内容は、よく調べ、熟考のうえ作成されたものであり、それぞれの店舗状況がよく分かる内容となりました。

研修は、自店舗の現状分析からスタートし、自店舗の課題設定をした後に、店舗スタッフの巻き込みとして、今後の自店舗の課題や解決案などを(その背景や必要性を含めて)物語って頂きます。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第30号】「論理的思考で薬剤師業務の質が向上!」

薬局薬剤師の業務量は多く、繁忙時期にはお昼休憩も削ってお仕事をされていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?来局者数の多い薬局では、服薬指導の数自体も多いですし、薬歴記載業務もかなりの負担になってしまいます。

最近は、電子薬歴を活用して業務時間の短縮に取り組む薬局もかなり増えているかと思います。

とはいえ、患者から聴取した検査値等に対するアセスメントや調剤後のフォローアップなど、記録しなければいけない項目は少なくないですよね。

また、今年度の調剤報酬改定において、通則には「定型文を用いて画一的に記載するのではなく、指導などを行った保険薬剤師が必要事項を判断して記載すること」と明記されています。

「薬歴は要点を記載することで差し支えない」と明示はされたものの、「継続的な薬学管理」の視点からも簡潔明瞭で要点がしっかりと網羅された薬歴を残す必要があります。

薬歴の質が高ければ、次回の服薬指導の質の向上にもつながります。

では、薬歴記載においての「要点」とは何でしょうか?

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第29号】「現状を受けとめる事の難しさと重要性」

8月も目前、お子様が夏休みに入ったご家庭も多いのではないでしょうか?学生にとっての夏休み前の試練といえば、定期テストがありましたね。先日、息子が定期テストを終え、想定以上に低い点数だった数学について振り返りをしていました。

「今回は自分の実力が出せなかった。…というか、ケアレスミスがかなりあって、解き方は分かって いたんだよなぁ。もったいないミスをいっぱいしちゃって。こんなハズじゃない。」

(うん、なるほど…。前回の模試を受けた時にも似たようなことを言っていたなぁ。)

私は、いろいろと言いたい気持ちをグッと抑えながら、ふと思いました。
(言い訳じみた振り返りをしている息子の気持ちも分からなくもない(;´∀`)少し前の私だって、同じようなことをしていたじゃないか!)

ダイエット宣言をして運動を始めておきながらも、毎日の飲酒習慣は変えることが出来ず、

「アルコール摂取していたって、糖質をとりすぎなきゃ太らないよね」
「あまりストイックになりすぎると、続かないよねぇ」

いろいろと言い訳ばかりしていました。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第28号】「人的資本経営のススメ」

最近、『人的資本経営』の特集をよく目にします。

『人的資本経営』は欧州・欧米などの海外で注目され、国内でも企業価値を向上させる施策として推奨されています。(経産省が、「人材版伊藤レポート」(=人的資本経営に関する報告書)を発表)

『人的資本経営』とは、人材を資本としてとらえる経営戦略であり、従来の経営戦略とは「経営方針の方向性」が異なります。

従来の経営戦略では、長期的定着を前提とした人材の確保・管理を行っていましたが、『人的資本経営』は、人材の管理ではなく人材に投資して育てる経営戦略となります。

・従来の経営戦略→人材を、消費する「資源」として捉える
・人的資本経営→企業の財産になる「資本」として扱う

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第27号】「コミュニケーション力で選ばれる薬局づくり=地方薬局こそ教育機会を‼」

先日、テレビニュースで『「孤独」が死亡リスクを高めている』という特集をしていました。
「社会とのつながりが少ないこと」の死亡リスクは、喫煙・過飲酒・肥満を上回るそうです。

高齢化が進むにつれて、「孤独」を感じる人達は増え続ける傾向にあります。「自分は孤独だ」と感じさせない地域社会の仕組みづくりが今後はますます求められます。地域医療において、病院・診療所・介護施設・社会福祉協議会…などと連携しながら、薬局(薬剤師)に出来ることはいろいろとあります。

他職種連携が強い薬局は、地域社会において必要不可欠な存在となり、患者からも選ばれることになります。地方の中小薬局においては、「薬剤師に人が集まる」というケースが多いように思います。薬を調達する為の薬局ではなく、健康寿命を延ばすための秘密基地的な役割も担える薬剤師が求められている訳です。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第26号】「薬局店舗のマーケティング戦略、しっかり打ち出せていますか?」

2024年度調剤報酬改定をうけ、従来通りの薬局運営のやり方では適正収益を獲得するのが難しくなってきました。外来患者数の減少、調剤報酬の点数減少、更には場所によっては立地条件の優位性もあまり意味を為さなくなりつつあります。

患者の立場からすれば、「処方薬を受け取るだけの薬局はどこでもよい」わけで、その他のメリットが無ければわざわざ薬局を選ぶ理由はありません。

このような状況下、ここ1~2年で「薬局長・エリアマネージャー」を対象とした研修のご支援が激増しました。内容は、「地域から選ばれる店舗を創る為のリーダーシップ力」を発揮してもらう為の内容です。

各店舗それぞれの地域で「選ばれる薬局」となる為に、自店舗においては何を目指していく必要があるのか?

についてのシナリオを描き、それを薬局スタッフにもしっかりと認識を合わせ、薬局業務の見直しを図る為の具体的なスキルアップ研修となります。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第25号】「薬局長の役割は変わっています!薬局長へのマネジメント教育機会は提供できていますか?」

昨今の薬局業界をとりまく激しい環境変化に対応すべく、DX推進に力を入れている薬局はかなり増えています。

DX推進により、業務効率化を図ることが可能ですが、「生み出された余力を何に注力していくのか」が討議され、具体的に新たな業務設計がなされている薬局はまだまだ少ないように感じます。

デジタル化は、差別化や合理化のツールにすぎません。

薬局といっても、全国津々浦々に所在する薬局は、それぞれ「環境」も「強み」も異なります。DX推進によって目指すべきゴールを見誤ってはいけません。

それぞれの地域において「選ばれる薬局」となる為に、自店舗においては何を目指していく必要があるのか?という「物語り」を語る事の出来るAM・薬局長が必要です。

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【かかりつけ薬剤師育成プログラム便り第24号】「2024年度調剤報酬改定を受けて目指すところは?」

中医協総会が2月14日に開催され、2024年度調剤報酬改定の個別項目と点数について、厚生労働省に答申しました。
今回の報酬改定のポイントとしては(以下3点)、

地域支援体制加算のマイナス改定(一律7点マイナス、実績値を重視した算定基準となり算定基準数も増加)
→現況で試算するとトータルで大きなマイナスが出る薬局も少なくない模様

在宅患者調剤加算の廃止、在宅薬学総合体制加算の新設(加算1は15点、加算2は50点、処方箋受付1回に付き)(加算1の施設基準は、直近1年間の実績として在宅患者訪問薬剤管理指導料などの合計が24回以上、加算2では医療用麻薬の注射薬1品目以上を含む6品目以上の備蓄や2人以上の薬剤師の勤務など)
→着実に在宅業務への実績を積んできた薬局にとってはそれが評価対象となり、今までの努力が報われる一方、在宅医療の推進が十分でない薬局はより一層厳しい状況となる

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