【保険薬局支援事業便り第19号】「訪問看護師と薬剤師との連携の重要性」

弊社営業担当者は、薬局と他職種との連携関係構築活動の一環として、訪問看護ステーションを訪問しています。

先日、弊社担当者が訪問看護ステーションをご訪問した際に、患者さん宅への訪問状況など伺ったのですが、訪問看護師の目線での薬剤師へのニーズの有無についても伺ってみました。すると、とても具体的に、お困りになっている状況をお話いただきました。

看護師として理解している薬剤と理解していない薬剤があり、服薬指導、薬剤の整理、併用投与、過量投与、頓服、一包化に関して判断が出来ずに困ることがあるとのことで、薬剤師との連携は大変重要とのご意見でした。

先生の指示通りに服薬できていない患者さんには、薬剤師による服薬指導を勧めているそうですが、お金が掛かるなら家族がお薬を取りに行きます…と言って断られることが非常に多いそうです。薬剤師による服薬指導が、患者さんの良好な体調管理や健康被害防止に有用である点がもっと理解されれば、と強く感じました。

患者さんやそのご家族が、服薬指導によるご負担額を十分にご存じない場合もあると考えられますので、あくまでも一例ですが、服薬指導の重要性をご説明頂くと共に、ご負担額の一覧表をご提示することでご負担額へのご理解をいただき、服薬指導を前向きに受け取られることもあるかと思います。訪問看護師のニーズに薬局としてお応えすることで、新たな在宅患者さんからの服薬指導のご依頼に繋がることもあると思います。ご参考になれば幸いです。

(田辺三菱製薬プロビジョン株式会社 営業担当)