【保険薬局支援事業便り第18号】「訪問看護師はベッドサイドの仕事を大切にしたいと考えている」

弊社営業担当者は、薬局と他職種との連携関係構築活動の一環として、訪問看護ステーションを訪問しています。

訪問看護師は、限られた時間の中で患者さんの状態を把握し、点滴や褥瘡の管理、ご家族の支援や他職種との連携など、患者さんのご支援を担っています。先日、弊社担当者が訪問看護師にお話を伺ったのですが、「チーム医療」という観点から、患者さんが主治医の指示通りに服薬できているか、服薬セットへの薬の振り分け、残薬の確認などを行い、主治医に報告するなどことで医療に貢献したい、との強い思いをお持ちでしたが、介護保険においては1回あたりの仕事時間が限られており、薬剤業務に時間がかかる患者さんでは、ベッドサイドの仕事に使える時間が減ってしまうので…薬剤師さんに服薬関連業務を担当してもらえると有難いです、とのことでした。

ただし課題として、ケアマネージャーは訪問看護師が薬の管理もしてくれているから大丈夫と思っておられ、薬の管理を訪問看護師に依頼する傾向があります。さらに、患者さんも薬剤師の在宅訪問にお金がかかることを気にしている方が多いようです。薬剤師の在宅訪問に対して理解して頂く為にも、訪問看護師との連携は必要ではないかと考えました。

上記はあくまでも一つの事例ですが、地域ごとに多職種連携の勉強会が開催されていると思いますので、薬剤師の皆様にもご参加いただき、訪問看護師を含めた多職種の方々と意見交換されることもご検討いただければ、と感じました。ご参考になれば幸いです。

(田辺三菱製薬プロビジョン株式会社 営業担当)