役割の見える化で患者に期待される薬局に

先日弊社が賛助会員として加盟している日本保険薬局協会、
薬局薬剤師機能拡大委員会主催の勉強会に参加しました。

テーマは、

「役割の見える化で患者に期待される薬局に」
(認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML 理事長 山口育子 様)

でした。今回は参加して感じた事を書かせて頂きます。

勉強会ではCOMLに実際に寄せられた患者様からの相談内容を下に、

・意識と傾向
・薬剤師に期待している事
・薬局に抱いている気持ち

と、山口様がご参加された各種検討会・委員会から、患者のための薬局ビジョンや報酬改定等の背景のお話がございました。

山口様のお話の中心は実際に寄せられた相談内容であり、患者様目線でのお話が聴けた事が非常に勉強になりました。

具体的には、

「ドクターへの不満についての相談件数は多いが、薬剤師を含む他職種への不満もドクターに集まっている。その要因としてチーム医療の中での薬剤師の役割が見えていない。」

「薬剤師へ「薬剤師とは?」という質問をすると、「薬のプロ」という答えが返ってくるが、「具体的に何をしているか?」と聞いても答えは返って来ない。」

など、薬剤師の役割の認知度に関する内容が印象的でした。

タイトルの通り、

「役割の見える化ができていないと患者様からは期待されない。」

というメッセージと、現在薬剤師の役割が患者様更には他職種に対して伝わり切っていないという現状が感じられました。
これは多職種連携が進まない原因の一つとも言えます。

薬剤師が患者様に症状について質問すると「医師に説明した」という返答が返って来る・・
というお話を伺う事があります。
この返答の背景には、お薬を渡す以外の薬剤師の役割について患者様が認識していない事も考えられるかもしれません。

また、勉強会の中で薬剤師の役割を患者様へ伝える手段として、

「お薬の袋の中に薬剤師の役割についてのチラシを入れる」

というお話がありました。ドクターや看護師と比べると薬剤師はバックヤードでの業務割合が高く、役割が見えづらい実態はあると思います。

しかし上記の手段の様に、それを服薬指導の際に薬剤師の役割を説明をする・・というのはお急ぎの患者様も多い中では難しいでしょう。

今後も薬局の役割が増えていく事を考えると、効果的に発信する方法を考えていく事が重要になってくるのではないでしょうか?