「医療アドバイザーとして、薬剤師の価値を他職種へアピールしましょう!」

昨年4月に改訂された調剤報酬において、国からのメッセージは明確でした。

対人業務を強化していた薬局には手厚い報酬となり、また、地域に密着した薬局やかかりつけ機能を強化し医療貢献した薬局が、より評価される報酬制度となりました。

今後、在宅医療はますますスタンダードな療養スタイルとなり、地域医療の場で薬剤師の意義と役割は急速に進化していくものと思われます。

このような状況のなか、薬局経営者の皆様からは、

「どのようにして訪問薬剤管理指導(居宅療養管理指導)の新規契約を獲得していくのか?」

というご相談がかなり増えました。

続きを読む
「医療アドバイザーとして、薬剤師の価値を他職種へアピールしましょう!」

【保険薬局支援事業便り第6号】「ケアマネージャーさんの“お薬に関する悩みごと”薬剤師の出番です。」

今回6回目となる「保険薬局支援事業便り」、今月も田辺三菱製薬プロビジョン株式会社の営業担当が薬局支援の現場で感じた事や、薬剤師の皆さんにとってお役に立ちそうな情報をお届けしたいと思います。

『ケアマネージャーさんの“お薬に関する悩みごと” 薬剤師の出番です。』

私達が活動する中でケアマネージャーさんとお会いする機会は多いですが、“お薬に関する悩みごと”を伺ってみると一番多く出てくるのは、「残薬」と「重複投与」と感じています。

続きを読む
【保険薬局支援事業便り第6号】「ケアマネージャーさんの“お薬に関する悩みごと”薬剤師の出番です。」

【保険薬局支援事業便り第5号】「薬局判断で配薬を提案される際は、薬局都合と受け取られないように」

今回5回目となる「保険薬局支援事業便り」、今月も田辺三菱製薬プロビジョン株式会社の営業担当が薬局支援の現場で感じた事や、薬剤師の皆さんにとってお役に立ちそうな情報をお届けしたいと思います。

『薬局判断で配薬を提案される際は、薬局都合と受け取られないように』

医師の訪問診療に至っていない要介護認定者に薬局判断で配薬を提案されることはよくあることと思います。この場合、薬局で患者さんの状態やご家族のサポート環境を十分に把握した上でケアマネージャーさんに相談を入れる必要があります。特に患者さんが躊躇されている時は、その理由の深掘りは不可欠で、その把握が不十分で必要性が低かった場合には、ケアマネージャーさんから薬局都合と受け止められ、不信感を持たれる可能性があります。

続きを読む
【保険薬局支援事業便り第5号】「薬局判断で配薬を提案される際は、薬局都合と受け取られないように」

目指す店舗像無くして、多職種連携・在宅患者の新規獲得は成らず!

少し前の薬局業界誌の記事に、鹿児島市にある(株)サティスファーマ~かごしま北マリンバ薬局~の記事がありました。もともとは在宅医療専門薬局としてスタートした薬局です。「患者のための薬局ビジョン」が公表され、求められる薬局像(=「かかりつけ機能の発揮」が求められるようになった)を踏まえ、外来処方箋も受け付ける在宅医療強化型の薬局としてリニューアルしたそうです。

同薬局は昨年8月に「地域サポート課」を新設し、薬局と医療機関・介護を橋渡しすることにより在宅における薬剤師サービスの質の最大化を目指しています。薬剤師のスキルアップの要点は「他の専門職を知ること」と考え、医療・介護の世界で働く専門職との対談動画の配信を行ったりしながら、時代にマッチした薬剤師育成にとても注力しています。

在宅医療に積極的に取り組んでいる「かごしま北マリンバ薬局」の処方箋応需枚数は、月平均1,000枚で、その9割が在宅医療の処方箋とのこと。服薬支援の患者数は500人に達するそうです。連携相手の潜在ニーズを把握し、問題解決を先回りして図ることによる強い連携力、が強みなのではないでしょうか。

同薬局が目指してきたのは「地域の方々がいつでも立ち寄り健康相談できる=「ホーム薬剤師」が活躍する薬局」だそうです。

続きを読む
目指す店舗像無くして、多職種連携・在宅患者の新規獲得は成らず!

【保険薬局支援事業便り第4号】「高齢者施設と契約されている訪問薬局、施設職員からの評価にも気を配られた方がいいかも」

今回4回目となる「保険薬局支援事業便り」、今月も田辺三菱製薬プロビジョン株式会社の営業担当が薬局支援の現場で感じた事や、薬剤師の皆さんにとってお役に立ちそうな情報をお届けしたいと思います。

『高齢者施設と契約されている訪問薬局、施設職員からの評価にも気を配られた方がいいかも』

高齢者施設には訪問薬局が入られているケースは多くあると思いますが、配薬をされていない施設が時々見受けられます。

続きを読む
【保険薬局支援事業便り第4号】「高齢者施設と契約されている訪問薬局、施設職員からの評価にも気を配られた方がいいかも」

【保険薬局支援事業便り第3号】「保険薬局が介入していない個人在宅について、まずはケアマネージャーさんに確認してみることが応需につながる」

12月から新ブログ「保険薬局支援事業便り」の発信を開始しましたが、如何だったでしょうか。今月も田辺三菱製薬プロビジョン株式会社の営業担当が薬局支援の現場で感じた事や、薬剤師の皆さんにとってお役に立ちそうな情報をお届けしたいと思います。

『保険薬局が介入していない個人在宅について、まずはケアマネージャーさんに確認してみることが応需につながる』

個人在宅の方で、保険薬局が介入していないケースは多々見受けられると思いますが、この場合、お薬はご家族かヘルパーさんが取りに行かれています。その中には、服薬コントロールが出来ていないケースもあり、その際は在宅診療医師またはケアマネージャーさんが保険薬局の介入の判断をしているのではないかと思われます。そこで、あるケアマネージャーさんに聞いてみたところ、多くの場合はケアマネージャーさんがその必要性を判断し、保険薬局を選定しているようです。

続きを読む
【保険薬局支援事業便り第3号】「保険薬局が介入していない個人在宅について、まずはケアマネージャーさんに確認してみることが応需につながる」

【保険薬局支援事業便り第2号】「在宅療養支援診療所が薬局に求める24時間対応については、その詳細は必ず確認すべき」

先月から新ブログ「保険薬局支援事業便り」の発信を開始しましたが、如何だったでしょうか。今月も田辺三菱製薬プロビジョン株式会社の営業担当が薬局支援の現場で感じた事や、薬剤師の皆さんにとってお役に立ちそうな情報をお届けしたいと思います。

『在宅療養支援診療所が薬局に求める24時間対応については、その詳細は必ず確認すべき』

在宅療養支援診療所に営業で訪問した際に、よく聞かれることのひとつに「御社(薬局店舗)は24時間対応できますか?」があります。これは在宅患者さんの対応で24時間365日、電話対応できるのか、配薬をお願いできるのか、ということを確認されていることなのですが、薬局側としては「しょっちゅう電話されても・・・」と、なんて答えたらいいか迷う場面かもしれません。

続きを読む
【保険薬局支援事業便り第2号】「在宅療養支援診療所が薬局に求める24時間対応については、その詳細は必ず確認すべき」

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

コロナ禍での3度目の年明けを迎えました。

国民の多くが感染防止への意識を維持しつつも、一部の新幹線の乗車率が100%を超えるなど、人流はコロナ禍以前に戻りつつあります。

その一方で、某機関が実施した意識調査(パンデミック下でみられる様になった習慣、例えばマスクをつける、他者と一定の距離をとる等)の結果では、「コロナ前と完全に同じ生活に戻る」と答えた人は、2割弱だったそうです。

また国外に目を転じると、中国がWithコロナへ政策を転換しました。先進各国から「周回遅れ」の対応と言われていますが、世界の動向に影響を与える事は間違いないでしょう。

この様な動向を概観する中で、私達には、この3年間で起きた本質的な変化を読み解き、前提となる考え方や行動を見直す事が求められている様に感じます。古からの教えである、

「変化するものが生き残る」

が骨身にしみる今日この頃です。

薬局業界においては、今春のオンライン資格確認の原則義務化を前提に、今月から電子処方箋の運用が始まります。これにより、薬剤師に期待される貢献領域は、これまで以上に対人業務(例:減薬を含む処方提案)へシフトすると言われています。また、医療事務においても、業務量の減少が見込まれる既存業務(例:レセプト入力)に替わる貢献領域の設計が求められます。

新たな機器やシステム導入と共に、一部の薬局が先行的に着手してきたこれらの課題は、今後、多くの薬局に求められる事となります。換言すれば、

「変化するもの(薬局・薬剤師)が生き残る」

を実現する為に向き合う課題です。

古の教えを実践する為には、職員の

1.マインド(環境に合わない無意識の思考・行動パターン)リセット

2.スキルセット(対人業務遂行の為に必要な能力や資質・経験の組み合わせ)

の2つが必須となります。

上記の様な認識の下、弊社では、

「持続可能な薬局経営」

の実現を目指し、この9年間で培ってきた薬剤師研修の経験・知見を踏まえ、課題解決をご支援させて頂きます。弊社へご期待ください。

今年も、宜しくお願い致します。

2023年1月5日

プラザコンサルティング株式会社
代表取締役 井関 健二

新年のご挨拶

年末年始休業のお知らせ

2022年も残すところわずかとなりました。今年も沢山のご縁を頂き、誠に有難うございました。今年は、ロシアによるウクライナ侵攻や安倍元首相の銃撃殺害事件、韓国ソウルでの雑踏事故…など、悲しいニュースがとても多くありました。

重苦しいニュースが続く中、師走になりW杯日本代表チームがドイツやスペインに歴史的勝利をおさめ、とても感動したことは記憶に新しいですね。日本代表チームの絶対に諦めない精神や粘り強いプレースタイルに、多くの国民が勇気づけられました。選手の多くが海外チームに所属しており、個々の様々な経験をチームプレーで活かせるなんて素晴らしい! 新世代たちの活躍に心躍りました。

弊社におきましても、変化する環境に真摯に向き合いながら、粘り強く地道にお客様の抱える課題解決のご支援をしてまいります。

新年明けて2023年1月より、新たに「オンライン公開講座」をスタートします。

「オンライン公開講座」は、自社での研修企画が難しいお客様からの多くのご要望にお応えするかたちで企画しました。ホームページ上にて詳細案内と申込受付をしておりますので、是非ともご覧ください。

来年もお客様の声に耳を傾けながら、よりよいご支援ができるよう努めてまいります。引き続き、弊社の活動にご期待下さい。

年末年始の休業期間は下記の通りです。

<年末年始休業期間:12月28日(水)~1月4日(水)>

新年は1月5日(木)より営業開始となります。

年末からは寒さも冬本番となり、コロナ感染のみならずインフルエンザ感染のリスクも高まる時期となります。くれぐれもお身体にお気をつけてお過ごし下さい。

来年も宜しくお願い致します。

年末年始休業のお知らせ

【保険薬局支援事業便り第1号】「多職種が集まる会議でも、主催者によって地域支援体制加算対象の会議にならないこともあるので、不安があれば厚生局に確認しましょう」

いつも弊社ブログ『「生き残る薬剤師」になる為に』をご覧頂きありがとうございます。

2015年10月に薬局ビジョンが発表されて以降、保険薬局では地域包括ケアへの積極的な参画を初めとし、対物業務から対人業務へのシフトが求められていることはご承知の通りです。弊社では保険薬局の処方元や他職種との連携構築に関するご支援を、田辺三菱製薬プロビジョン株式会社と営業協力・連携の下で行っています。

上記の活動を通じて、田辺三菱製薬プロビジョン株式会社の担当スタッフが薬局支援の現場で感じた事や、薬剤師の皆さんにとってお役に立ちそうな情報を発信していきたいと思います。

今後は「保険薬局支援事業便り」と題して月2回のペースで情報発信していきますが、今回はその第一弾として、以下の情報を共有したいと思います。

「多職種が集まる会議でも、主催者によって地域支援体制加算対象の会議にならないこともあるので、不安があれば厚生局に確認しましょう」

多職種が集まる会議のご案内は日々よくあることと思いますが、主催が地域包括支援センター、市町村、医師会、薬剤師会、等々あると思います。

続きを読む
【保険薬局支援事業便り第1号】「多職種が集まる会議でも、主催者によって地域支援体制加算対象の会議にならないこともあるので、不安があれば厚生局に確認しましょう」