かかりつけ薬剤師育成プログラム3年目研修
3年目研修(後輩指導の際のコミュニケーション)
過去厳しい指導の下で育ってきた方は、自分がされた様に指導したくなるのが常です。この傾向は薬剤師の定着率の低さに悩む現場の背景に潜んでいます。3年目では新人・若手の特長を掴んだ上で適切な指導をする為のコミュニケーション術を学習します。
後輩指導の際のコミュニケーションとは
今時の新人・若手薬剤師の性質に関心を持ち理解し、その性質に適うコミュニケーション方法を学ぶ事を目的としています。3年目に後輩指導の際のコミュニケーションを学習する背景
3年目には後輩が出来、自らが指導する立場となるタイミングであることが多く、そして後輩指導を行うには1・2年目研修で学んだ論理・心理コミュニケーション双方が必要となります。また、かかりつけ薬剤師を目指していく上で学習した内容を後輩へのコミュニケーションでも活用する事で、次年度以降の研修効果の向上も期待することができます。
時間 | テーマ | 内容 |
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4時間 | 分かる (知的理解) |
オリエンテーション
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気付く (必然性の醸成) |
実習「PCの入れ替え」
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磨く (スキル啓発) |
講義「共感的理解」
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実習「頼む・断る」
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講義・実習「爽やかな発信」
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職場適応 | 振り返り
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研修受講者の声
対物業務から対人業務に変わり、人と付くと患者を思い浮かべましたが、他の医療関係者も入ると気付きました。人間関係は大切だと思ったので、コミュニケーションスキルは大切になると改めて思いました。
研修内容の要点だけでなく、背景・目的を共有する大切さを学び、自分が先輩・上司になったときに実践しようと思っただけでなく、新人の頃に講義の例と同じような指示でもやもやと感じていたものの正体がやっと理解できました。
How(手段)ではなくWhy(目的)、とても身にしみました。後輩への指導のやり方で悩むことがここ最近とても多いので、勉強になりました。教えていただいたことを実践していこうと思います。
新人の子に教える時は、なぜそのようなことになるかという理由も込みで指導していたのが間違ってなかったことに気づけました。今後、それに加えオウム返しや受容についても実践していきたいです。