株式会社折り鶴様
薬局業界の変遷や薬局経営者に必要な事について、代表取締役社長の井上さんにお話を伺いました。
薬局業界は「産業革命」の真っ只中
当社には100年以上の歴史があります。それを物差しにして業界の動向を振り返りますと、創成期は自家製剤が
主流でしたが、やがてOTCが市場に出回り初め、その後は医薬分業の時代に入りました。
この頃の薬局には、急速に市場に広がった薬を適正に管理する事が期待されていた様に思います。
そして少子高齢化が進んだ現在、薬局には地域・在宅医療への貢献が求められる様になりました。
この期待に応える為には、過去からの延長線上の発想では難しいと考えており、この観点から薬局業界は「産業革命」の真っ只中と言えるのではないでしょうか。
革命を乗り切る為に必要な5つの事と従業員教育の意義
業界におきた「産業革命」という荒波を乗り越える為には、1.社長がぶれない事、2.組織体制を整備する事、
3.評価制度を見直す事、4.業務効率を向上させる事、5.従業員を教育する事、の5つが必要だと思っています。
革命前の医薬分業の時代は、価格や品質が同一の商品(薬)を安全かつ迅速に提供する事が求められました。
現在は、これ加え「地域・在宅医療への貢献」が期待されています。
これに応える為には、従業員の意識改革、行動変容は必須ですが、「産業革命」以前の環境下で長く働いた人の意識を変える事の難しさは痛感している為、
上述の5.教育は特に重要だと考えています。
業界や当社の実状を踏まえたプログラム内容
どの業界でも教育を通じて職員の意識改革や行動変容に取り組む事はよくある事ですが、薬剤師の場合、
一般論に基づく教育はその効果を発揮しません。それはこれまでの様々な研修会社とのお付き合いの結果、感じた事です。
その点、PTCさんのプログラムは業界や当社の実状を踏まえたプログラム内容になっており、受講者からは「腑に落ちた」という声を多く耳にしています。
自走できる様にサポートして欲しい
とかく研修は受講直後を頂点として、その後は学びの歩留まりが低下していくと思います。
PTCさんには、受講者が学習した事を一つでも多く実践できる様なフォローを期待しています。
つまり、学習した事から自分が正しい軌道にいるかを振り返り、適宜それを修正できる(自走できる)様にサポートしてもらう事を
期待しています。