株式会社フレンド様
今後の店舗運営の軸や薬剤師育成について、執行役員の原さんにお話しを伺いました。
門前薬局としての外来対応から、かかりつけ・在宅対応へ店舗運営の軸をシフトする必要性
薬局の店舗数増加、ドラッグストアの調剤進出、広域薬局による中小薬局のM&A、これらにより薬局間の競争は激しさを増しています。
この様な中で地域や患者さんから選ばれる薬局になる為には、
「門前薬局としての外来対応」から、「かかりつけ・在宅対応」へ
店舗運営の軸をシフトする必要があります。
地域・患者さんから選ばれる鍵は薬剤師の「人間力」
日進月歩のIT技術革新により、店舗のあらゆる業務がシステム化する事で、
患者さんへ提供できる価値は増えますが、そこには永続的に当薬局を選んで頂ける理由は生まれないと思います。
薬局の仕事の大前提は「人 対 人」ですので、一人ひとりの薬剤師が「人間力」を発揮して、
患者さんからの信頼を獲得できるか?が鍵となると思います。
薬剤師育成の要は「共感力」
ここでいう「人間力」には、「説明力」「説得力」「共感力」そして「個性」が含まれますが、この中で最も重要なのが「共感力」だと思っています。
外来・在宅共通して「今の治療、お薬で大丈夫かしら・・・」という不安を抱えている患者さんは少なくありません。
もちろん薬の専門性が服薬支援において大事である事は言わずもがなですが、「患者さんの気持ちを受け止め共感する」ことこそ、
患者さんとの信頼関係を築く上での一丁目一番地だと思います。
「共感力」を理論立てて教えてくれる
「患者対応」というテーマにおいて、一般的なコミュニケーション術や接遇・マナー術といった内容の研修を弊社スタッフに受講させた事がありました。
しかし、感覚的で抽象的な内容に終始しており、実務に置き換えるのが難しいという声がありました。
一方、PTCさんの研修内容は、薬局実務に根差しながらも論理的に組み立てられている為、「腹落ちした」「よく理解できた」という声があり、一部の受講者には、患者応対の準備(表情を伺う)や初期対応(心情を察し、共感を示す)に良い変化がありました。
PTCさんには、今後とも業界動向に合わせて弊社スタッフに「気づき」を与えてもらい、自律的に変化に対応出来るスタッフの育成支援を期待しています。