「薬局業務」管理(店舗業務の遂行管理)

概要

健全な薬局運営の為には、患者との信頼関係を築くと共に、適切な行政対応が求められます。

本研修では、患者や行政から下された評価結果(クレーム・返戻等)を踏まえ、夜間休日電話対応、医薬品の在庫管理(インシデント防止)・売上管理を学習します。

対象者

若手~中堅薬剤師
クレーム、夜間休日電話、請求業務(返戻・査定)の対応を行っている、もしくは、今後行う予定のある方
医薬品の在庫管理や売上管理に課題認識のある方

研修のねらいとゴール

■研修のねらい
1.店舗運営における日常業務の基本対応を理解する。
2.店舗管理に必要な知識・技術を理解する。
3.自身の知識・技術の現状を体験的に把握する。

■研修のゴール
店舗管理に必要な知識・技能を理解する事により、管理薬剤師のサポートを行う為に、
自分が啓発すべき事が明確になっている。

プログラム

「薬局業務」管理(店舗業務の遂行管理):4時間
■オリエンテーション
  • ・店舗管理業務の基本
■講義・実習「クレーム対応」
  • ・実際にあったクレームを音声で聞き、患者の求めを分析し、その後の対応方法を検討する。
■実習「夜間休日電話対応」
  • ・実際にあった事例を基に、患者への対応方法を学習する。
■講義「在庫管理と棚卸」
  • ・医薬品管理、資産管理及び医療安全の観点から適正在庫と棚卸の重要性について学習する。
■講義・実習「売上・利益のしくみ」
  • ・損益計算書を使い、売上管理に必要な項目(売上高・売上原価・売上総利益 等)を体験的に理解する。
■講義・実習「レセプト請求」
  • ・実際の事例を用いて、返戻査定の理由と再発防止策の考え方を学習する。

受講者の声

クレームや夜間休日対応の際の患者様の申し出には、ご自身の健康に対する気持ち、弊社スタッフに対する印象など、色々な背景や思いが含まれており、それらを察して対応する必要がある事を痛感した。

店舗運営においては数値管理、データが重要であり、経験や勘だけを頼りに在庫管理を行ってはいけない事が分かった。

店舗の利益向上を図る際には、単に処方箋枚数を増やすだけでなく、加算を増やしたり、人件費を適正化したり、売上とコストのバランスに基づき判断する必要がある事が分かった。

管理薬剤師がどの様にスタッフと協力して業務を行っているかを理解し、サポートできる点については積極的に取り組むべきだと思いました。

薬剤師研修をご検討されている方へ