気持ちに寄り添うコミュニケーション研修

概要

患者との信頼関係を築く為には、自分の伝えたい事(正論)に集中しすぎる事なく、患者の気持ちを起点としたコミュニケーションが必要です。

本研修では、相手の受け止め方から逆算したコミュニケーションの方法論を、実務場面を想定した実習を活用し、学習します。

対象者

若手~中堅薬剤師
患者・処方元に向かって正論を伝え、怒らせた経験のある方
患者との信頼関係を築く事に課題認識のある方

研修のねらいとゴール

■研修のねらい
1.薬局業務において、心理的コミュニケーションの重要さを理解する。
2.心理的コミュニケーションの考え方や方法論を体験的に理解する。
3.「分かっている事」と「できる事」の差に気づく。

■研修のゴール
心理的コミュニケーションの重要性を再認識し、「分かる」と「できる」の差に気づく事により、
自分が啓発すべき事を明確にする。

プログラム

気持ちに寄り添うコミュニケーション研修:4時間
■オリエンテーション
  • ・薬局薬剤師が直面する変化
  • ・心理的コミュニケーションとは
■実習「3つの問い」
  • ・コミュニケーションの作用機序を理解すると共に、自己のコミュニケーション上の課題に気づく。
■講義・実習「温かい受信(受容)」
  • ・患者との対話場面を題材に、患者の気持ちに焦点を当てた聴き方(受容)を学習する。
■講義・実習「クレーム応対について」
  • ・実際にあった事例を題材に、クレーム応対時の「温かい受信」の有用性を理解すると共に、クレーム応対の際の原則を学習する。
■理解度確認テスト
  • ・重要ポイントをテスト形式で再確認する。
■振り返り「気づき・学びの整理」・アンケート記入
  • ・本研修を通して気づいた事(課題)、気づいた事を踏まえ店舗で実践する事の2点を整理する。

受講者の声

これまで患者様の話をよく聞く様にしていたつもりでったが、今回の研修を通じて飲み忘れのある患者様に対しては最初から指導していた事に気づいた。今後は最初に理由や気持ちを聞く様にしたい。

投薬の内容だけでなく、患者さんの表情や言動にも気を遣いながら情報を集め、一言二言でも気持ちを察した言葉を添える様にしていきたいと思った。

服薬援助時にもっと患者様に興味・関心を持ち、共感することでより質の高い服薬援助ができると実感した。それにより、患者様に思い寄り添う薬剤師に近づくことができると思う。

薬剤師研修をご検討されている方へ