サッポロドラッグストアー様

今後の薬剤師の教育の在り方について、調剤運営部の篠原さんにお話をうかがいました。

IT技術が発達するからこそ必要なコミュニケーション教育

サッポロドラッグストア様 写真

「教育とは知識を学習する事」という認識が強い薬剤師が少なくないと感じる一方、多くの知識や情報は検索エンジンを使えば容易に得られる環境になってきています。この様な環境下で薬剤師にとって大切な事は、

・患者さん毎に必要な情報を最適化する
・患者さんが聴き取りやすい様に伝える

だと思います。この事を研修を通じて弊社スタッフが深く理解し、実践してもらえる様にしたいと考えています。

一人ひとりの貴重なリソースをもっと患者さんのために活かしたい

医療業界は「守られた業界」だと思います。一例として、他業界に比べると利益を上げやすいという指摘があります。
これまで少々間違った事、例えば患者さんへの不手際があったとしても、大きく利益が下がる事はありませんでした。
薬価や調剤報酬に守られていました。他業界では「個人商店」の廃業が相次ぐ中、個人薬局は市場の7割を占めています。
弊社では数年前より最新の在庫管理システムを導入し、業務の生産性向上を推進していますが、その使用状況にはスタッフ間で無視できない差が生じています。背景には店舗毎に業務の進め方の違いがあり、これは私たちの課題の一つです。
弊社は組織規模こそ小さくありませんが、上記の様な「個人商店」的な面も根強く残っていると感じています。非効率は私たちの大切な人材の無駄遣いとも言えます。他業界の先行事例や今後の医療業界の環境動向から考えると、弊社が生き残る為には、この様な状況から脱却し、効率化できる部分は最大限効率化して一人ひとりのリソースを良質なコミュニケーションへ振り向ける必要があると考えています。

異業種での実績を持ちつつ同業界での実績が豊富な事

プラザコンサルティングさんは異業種での実績だけでなく、同業他社での豊富な実績があります。
スタッフ一人ひとりが本来の能力を発揮し、良質なコミュニケーションを実現するには、両方の実績を持つ外部パートナーの支援が必要だと考えていました。 その様な中、弊社では薬剤師向け教育体系を構築中でしたが、自前で作り込むより当業界で豊富な実績を持つパートナーにアドバイスを頂きながら進める事が完成への「近道」であると考え、プラザコンサルティングさんにお手伝いして頂くことに決めました。

TPOにあった「意識の置き所」をご教示頂きたい

サッポロドラッグストア様 写真2

弊社の調剤店舗は、門前薬局とドラッグ併設薬局が半々の構成です。
コミュニケーションは時と場によって求められるスキルが変化します。服薬指導のような純粋な専門職としての場では「話を聞いてもらえる」前提で患者さんとのコミュニケーションが成立する場合が多いですが、物販の場では前提が「話は聞いてもらえない」になる場面も訪れます。部下・後輩指導や報連相もまた異なる場面です。いかに聴くか、いかに伝えるか、というスキルとその練度向上が求められます。
プラザコンサルティングさんには、弊社スタッフに
「TPOに合わせた前提(意識の置き所)を持つ必要性」
をご教示頂きたいと思っています。もちろん弊社内で実施している薬学的知識の研修も重要ですが、適切な意識の置き所があって初めて薬学的知識が活かされると考えています。

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