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プラザコンサルティング株式会社



アイセイ薬局松井部長の思い

テクニカルスキル開発プログラムの誕生の経緯や思いについて、アイセイ薬局 薬事・在宅部の松井部長にお話を伺いました。

「患者様や行政からの信頼を得る為の研修」

図1

薬事・在宅部では①患者様、②行政、の視点より社内向け薬剤師教育を行ってきました。
前者(患者様の視点)は、患者様から信頼される為の一丁目一番地である調剤事故防止とクレーム対応を目的とした教育内容です。(これは当然、医師等から信頼されることにも繋がります。)

研修を企画する段階では、現場からの調剤事故報告を種別毎(併用禁忌・副作用 等)に分類し、「絶対にあってはいけない事」と「状況判断が必要な事」を明文化し、教材としています。
また現場で実際にあったクレームに関しては、何が原因であったのかを分析して教材としています。

具体的には、薬剤師の人間性(接遇・他者への気持ち・医療人の心構え)に起因する事なのか?
はたまた専門性に起因する事なのか?を特定します。人間性はPTCさんに相談の上でヒューマンスキル開発プログラムで対応してきましたが、専門性は学ばせる知識の優先順位を整理し、教材を作成してきました。

一方後者(行政からの信頼)につきましては、「知らぬが仏」や「俺流」という発想では行政からの信頼は得られませんので、薬剤師として前提にすべき思想やルール(①薬機法・②健康保険法・③療養(薬担)担当規則)の習得を目的とした教育内容としてきました。

また上記の視点に加え、情報管理(患者様の個人情報の扱い方)に関する感度を高める事も重要視してきました。

ここまでの話をまとめたものが図1となります。アイセイ薬局が考える「薬剤師に求められるスキルの全体像」です。
薬剤師には、これらの3軸(X軸が患者、Y軸が行政、Z軸が情報管理)全てにおいて高いスキルが求められます。
この3軸を最大化させる為の教育を行ってきました。
具体的には1~2年目は定型的な対応が出来るレベル、3年目以降は非定型的な対応がレベル、と段階的に教育目標を高め企画・実施してきました。

「元気な薬剤師を増やしたい」

薬局薬剤師が社会から十分な信頼を得られていない現状に対して、不甲斐なく思っています。
その背景には「信念」を持って行動する薬剤師の絶対数が少ない事があります。
ここでいう「信念」とは、患者様の抱える問題を解決しようとする心構えです。
昨今、薬剤師は地域医療への積極的な関与を期待されています。
具体的には、地域に赴き他職種と共に患者様の問題解決を行う事ですが、多くの薬剤師はこの様な活動を十分に行う事が出来ていません。
原因は数多ありますが、その中でも薬剤師の考え方・知識・スキル不足が大きく影響している様に感じます。
期待される薬剤師像に適した考え方・知識・スキルを身に付ける事で、自信を持って地域医療に関わり貢献する、そんな元気な薬剤師を育てたいと思っています。

外販を意思決定した理由は「そこ」にあります。

業界に元気な薬剤師が増えれば、当社の薬剤師も刺激を受け、更に元気になる。
そんな還元があると思っています。

「五感に訴えかける様な臨場感のある研修」

私が登壇する際は受講者に、

「講義を聴講するのでは無く体感して下さい」

と伝えています。
研修中は臨場感が出る様に受講者の五感にうったえかける様な研修運営を心掛けています。
その為に、研修教材は当社での実例(調剤事故・クレーム)を中心に作成しています。

教育目的を薬学や病態の専門性を高める事のみに絞るのであれば、Eラーニングや学会発表が最適だと思います。
一方、患者様や行政から信頼を得る為には、学んだ事を「分かる」だけでは無く、「できる」様になる必要があります。
そういう思いから、当社の研修では知識や理論の学習だけでなく、現場での実践イメージを持つ事を目指しています。

「できる」様になる為の第一歩は、学んだ事を現場で実践する事です。
そして、実践を繰り返す事で成長していって欲しいと思っています。

松井様 写真

株式会社アイセイ薬局
薬事・在宅部 部長
松井 幸恵(まつい さちえ)

[プロフィール]
1986年、昭和薬科大学薬学部卒業。
調剤薬局や10年間の救急病院での勤務を経て、1999年にアイセイ薬局入社。
管理薬剤師として8年間の店舗勤務の後、本社の薬事・人材育成部門責任者に着任。
当時の100店舗から現在360店舗という急成長期において「医療の質」を担保すべく、薬剤師をはじめとする社員の知識・スキル向上に尽力。
現在も薬事・在宅部の部長として医療安全への対応、薬事に関わる行政対応、薬剤師・医療事務の人材育成など、業務は多岐にわたる。

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